南会津流半農半スキー 和泉屋AK.T

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戸板峠&黒岩山

2013-02-04 18:32:59 | テレマーク

2月1日はまるで春の陽気。今朝、玄関前の寒暖計が-13℃だったのが嘘のようだ。

さて、今日は古道、戸板峠&黒岩山に行ってみた。

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国道289号の駒止トンネル入り口から入山。

Img_1450見上げると、親父たち熊打ちの猟場、猿クラがそそり立つ。

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さすがに獣の痕跡が濃い。

キツネとウサギの足跡。追うものと追われるものが交差する。

Img_1452_2ウサギのうんち。斜面の上から、垂れ流し。いや、フンの垂れ転がし。

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2月に入った途端の暖かさ。春を告げるゆきむしこと、セッケイカワゲラもさっそく始動しちゃったの?

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休憩中、杉の木立からふと対面の白い斜面を見ると…。ん、なんか動いてるぞ!

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カモシカでした~

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また歩を進めると、沢向こうのカラマツの疎林の中にまたうごめくものが…。

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またカモシカちゃんでした~

ラッセルがんばって!

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振り返ると、飯豊連峰が近くに見える。翌日は悪天の兆し…。

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峠が見えてきた。

かつて、田島と伊南郷(いなごう)を長沼氏や河原田氏がそれぞれ治めていたころ、この峠は田島と伊南郷を結ぶ重要なルートだった。そのうち、主要なルートは駒止峠に変わり、今となっては忘れ去られた古道となっている。

峠の名前は箕輪峠と言われていたが、いつしか戸板峠と呼び名が変わってしまった。

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峠からは、旧伊南村と旧田島町の境の尾根に取り付く。

峠からはブナの疎林となる。

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黒岩山の山頂の一つ、1,403m地点に着いた。歩き出して3時間20分。

黒岩山も駒止高原の一つ。山頂は全くの平場。

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南西には大戸沢、三ツ岩岳が見える。

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山頂から北東の黒岩湿原を目指すが、ほとんど平ら。

視界が悪ければ迷いやすい地形だ。これも、この駒止高原の特徴だ。

Img_1484青空にめらめらと枝を広げるダケカンバ

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山頂から程なくして秘境・黒岩湿原に着いた。

雪に覆われどこからどこまでが湿原なのか分からないが、無雪期に訪れるのは難しい。

ブナ、ヒメコマツ、ヤマグルマ、クロベの疎林に囲まれている。

花の頃にもう一度来てみたい。が、トマトで忙しいから無理か…

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平ら尾根から細尾根に飛び出すと、一気に視界が広がった

ここはちょうど、だいくらスキー場の裏側だ。ここら辺も熊打ちたちの活躍の場だ。

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田島、下郷方面の山々。さらに会津磐梯山、飯豊連峰まで見渡せた。

さて、ここから疎林のツリーランを楽しむ。また林道へと戻り、無事下山。

いつかは自分も熊打ちの一員として、この山域を駆け回りたいものだ。

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