前回、「8月1日にやっと梅雨が明けました~」なんて書きましたが、今となっては本当に梅雨が明けたのか?と不信に思っています。
我が農園は明けて4日間は夏らしい空が広がりましたが、8月5日以降、毎朝このような湿度の高い空気に覆われるようになってしまったのです。
尾白山には一日の中で必ずどこかでガスが掛かり、朝日を浴びてうきうきトマト収穫!なんて日はごく数日しかないんですよね。
高層天気図の相当温位図を見ると、南会津上空1,500mには高温多湿な空気が本州南方の太平洋からずっと流入し続けているのです。
そんなもんですから、ほんとだったら盛夏でも毎朝20℃以下の気温になるのに、この8月はむしっとした曇天の朝の収穫となっているのです。
しかも日中の気温も高いものだから、ほぼ毎日午後になると局所的にゲリラ雷雨が降るのです。梅雨って明けていねんじゃね?
本当にこの夏は不安定な天候です。
農園主の気持ちも身体もどんよりしていたそんな時、今年も東京方面から吉田さん・モトキっちゃん・タカノ氏さん・営業補佐おがっちさんらトマト応援隊のみなさんが、入れ替わりやって来てくれました!
長期滞在の敏腕営業部長阪本さんにおいては、トマト樹の下っ葉をきれいに除去。
これで低段のトマトの見えやすくなり、風通しも良くなりました!
農園スタッフの風通しは今一つですが!
来てくれたみなさん今年もありがとうございます…^_^
ま、話を戻しまして。この多湿な天候でいよいよ葉先にもカビ病が発生し始めました。灰色カビ病のほかにも今年は今までになかった病気も出始めています。
今後の秋雨入りが怖いですねえ…。もちろん対策は打っていますが、どうなることやら。
南会津での農業というものは本当に難しく&楽しいものです。そして悩ましいものです。
自然を相手にした仕事ですから、天候に振り回されるのは当然。だからといって我々事業者は、不作は天候のせい。で終わらせてはいけないのです。家庭菜園とちがい、この収入で生活するのです。生活費・子育て教育ローン・住宅ローンなどいろいろな支払いを農業収入で。
農業という事業は、(たった13年の)経験と植物学・肥料学・農薬学・気象学・昆虫学(害虫&受粉蜂)・跳ね出し営業学などなどを駆使した総合力が試されるモノづくりの仕事だとつくづく思います。
ただ、市場価格は決められないのが悩ましいのです。
農業資材・肥料や運賃などの経費、労務費は毎年上がっているのに、我々の作った野菜の市場価格は…。
まあ言いたい文句はいっぱいありますが、「農業」が魅力あるお仕事なら田舎はこんなに衰退することはなかったはず。
南郷トマト農家はこんなに楽しいんだぜい!とアピールしても、あれ?地元に通える高校がないじゃん、安心して出産出来る総合病院がないじゃん、となれば、移住するのに躊躇しますよねえ。今こそ地方創生!といいながらこのような実態の南会津。このようなことから国や県の本気度が透かしてみえちゃいます…。
もう南会津をはじめ、山間高冷地は末期です。でもこの末期な田舎こそ豊かな生活が送れる種がたくさんあるんですよ。
気付いてほしいんだけどなあ…。
さ、明日も早いです。おやすみなさい。
そろそろ疲れが、全身に蓄積しているのではありませんか
今年も南郷の美味しいトマト、戴きました!
ありがとうございます
東京でも海に近い我が家の地域は、ちっとも雨が降らず、ただただ熱い日が続きています
たまには雨が降って欲しいのに、うまくいきませんね
微力ではありますが、カンカン照りの東京から応援しています!
頑張って下さい
今年もご注文いただきありがとうございます…。
お察しの通り、最盛期真っ只中でへろへろです~
ゆっくり休みたい…
東京はしっかり日が差し猛暑なのですね。
お互い熱中症には気を付けて夏を乗り切りましょう!