いよいよ、トマトの花が咲き出しました!
このタイミングで畑への植え付け作業(定植)が始まりました。
なんで花が咲くと畑に植え付けるタイミングなのか?
トマトという作物は意外に繊細な植物なのです。今まで閉ざされたポットの中で育っていたトマトを、このように畑の土に解き放してやると一気に根を張り大きくなろうと頑張ってしまいます(栄養成長)。こうなるとコントロールが難しくなり、いわゆる結実・肥大を無視したむっきむきの暴走トマトとなります。
ところが花を咲かせると、トマトは実らせることに精を出すので、このタイミングで畑に植え付けてやるとバランスよく育ちます(生殖成長)。
なので、トマトの定植時期は花を咲かせた頃となります。が、おとなしい品種などの登場で今はあまり植えるタイミングを気にしなくなっているようで―す。
みんな生育ステージが一緒のはずのトマト苗は、例年なら開花も一斉に揃いそれー!とばかりイベントとして植え付けをするのですが、今年はどうもそれがおかしい…。
花芽形成時期になんらかの強いストレスがかかったのか、今年は一割以上の苗が普段なら花芽を付けるはずもない低い位置に花を咲かせてしまったので、一斉ではなくずるずると小出しに植え付けが始まりました。
今年の定植作業は長丁場となりそうですねえ…汗
ま、植物相手、自然相手の農業です。それはそれ、と割り切って少し気分転換へ。
畑から軽トラで10分ほど山に入ると、そこはにはまだ雪渓があります。
今日のような梅雨の晴れ間の暑い日は、スノーブリッジから吹き出る天然冷風が気持ちイイ!
お目当ては、雪渓の消え際に生える遅出のコゴミやウド、ウルイ。
今夜、さっそく晩御飯のおかずにいただきました!
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