さて、今日からトマト農家へ向けての研修が始まった。今日の作業は、種まき。トマト農家の共同作業として、JAのトマト選果場で行う。作業は思った以上にシステマチックで、培土撹拌→土入れ→種まき→土かけ→灌水→配置という作業がベルトコンベアで流れ、それぞれのパートに分かれて行う。
私はというと、まだお尻の青い研修生ということで、まずは高度な技術を必要としない最終段階のトレー積み上げ配置作業。慣れたころに今度は、ベテランおばちゃんチームに混ざって種まき作業。これがまたシンドイ。基本的に機械で播かれた種を、コンベアの両側に陣取りながら、余分に播かれた種を除いたり足りない部分に種を補充する作業。これをコンベアで流れたままピンセットを使って手際良くこなさなくてはならない。
トマトの種ってこんなだったんですね。ゴマを少し潰した感じ。大きさは直径3mmほど。トマトを食べても、注意して眺めたことなんてなかったなあ。初めて見ました。
さて、この種が一つ一つ、25mm角の種まきトレーに入ってやって来るわけです。それをピンセットで足したり取ったりするのですが、ベテランおばちゃんはこれを涼しい顔してやってのける。自分も最初はわたわたしてパニックでしたが、少し慣れて3粒を立て続けにピンセットでこなしたりすると、「わっ、俺ってすげぇ。センスある」なんてイイ気分に浸っていると、もうすでに次のトレーが自分の前を半分通り過ぎ、3粒4粒こなすことが出来ずに流れ去ってしまうと、やっぱり自分はスゴくないんです。
また明日も種まきです。明日も天気がイイといいなあ。