先の『逢生川』と同じく４月６日に発売された小田純平さんのもう１枚の新曲が『６５～たられば捨てて～』です。
彼は５３歳から４年ごとに自分の年齢をタイトルにした曲を出し、その時点の思いを綴ってきましたので、今年は「６５」が出るだろうと予想していました。
今回は「たられば捨てて」というサブタイトルが付いているのが目新しいところです。
内容は６５歳の年齢となっての彼自身の独白で、今から振り返ればいろいろ反省することもあるものの、力の限り生きてきたことを肯定し、これからも自分の道を進んで行く決意で結んでいます。
フォーク調のバラードで彼らしいざっくりした渋味のある歌唱の魅力がほとばしるいい曲だと思います。
聴いた者がそれぞれの自分の人生と重ね合わせて、歌ってみるのもいいのではと感じました。
