椎名佐千子

ＮＨＫ－ＦＭ「ひるの歌謡曲」の司会は、先週の神園さやかに続き、今週は椎名佐千子だった。今週も聴いたのはラストの金曜日だけだった。
椎名佐千子のデビューは平成１４年とのことだが、私が彼女の歌を初めて聴いたのは、昨年３月のＮＨＫ歌謡コンサートの若手演歌１０人特集のときだった。そのとき『泣きむし海峡』を聴いて、この歌手には威勢のいい男歌のほうが似合うと思った。でもそれはデビュー曲を知らなかったからだ。今回、初めて『御意見無用の人生だ』を聴いて、なるほどと思った。まさにデビューの路線は威勢のいい根性演歌だったのだ。私の感じた印象が当たっていた。目標とする歌手が島津亜矢というのもうなづける。
いつも袴をはいたはいからさんスタイルで通しているのも、元気のよさをアピールしているのだろう。
でもルックスは和風美人で、おしとやかに見えるのがいい。
新曲『対馬海峡』も『泣きむし海峡』を踏襲したしっとり系演歌の路線だ。でもまた元気いっぱいの路線に戻ってほしい。
来週のこの番組は、あさみちゆきが司会をする。大いに期待をしよう。