安倍晋三首相は、少なくとも「安保法制整備法案」が成立するまでは、AIIB参加要請に応じられない

2015年04月13日 05時59分38秒 | 政治
◆中国の習近平国家主席が主導して創設準備をしている「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」について、安倍晋三首相は、「参加に前向きでない」と言われている。それは、一体なぜなのか。
 中国は5年前、AIIB創設を決めた際、一番最初に日本に参加を呼びかけてという。5年前と言えは、胡錦濤前国家主席、温家宝前首相の時代である。日本は鳩山由紀夫政権(2009年9月16日~2010年6月8日)~菅直人政権(2010年6月8日~2011年9月2日)だった。日中関係は決して良好ではなく、菅直人政権下の2010年9月7日午前、尖閣諸島付近で操業中であった中国漁船が、これを違法操業として取り締まりを実施していた日本の海上保安庁の巡視船に衝突する事件を起こした。
 野田佳彦政権は、2012年9月10日、尖閣諸島の国有化に関する関係閣僚会合を開き、それまで賃借であった魚釣島、南小島、北小島の3島を地権者より購入し正式に国有化するという方針を最終決定、翌11日、魚釣島、北小島、南小島の3島を20億5千万円で購入し、日本国への所有権移転登記を完了した。購入費は2012年度予算の予備費から支出した。尖閣諸島の国有化により、日中関係は、ますます悪化した。このため、日本がAIIBに参加表明できるような状況になく、いかに「政経分離」とは言っても「日本の首相は、お人良し」とバカにされるのがオチであった。
◆安倍晋三首相は、習近平国家主席との日中首脳会談実現を望み、安倍晋三首相はAPEC首脳会議出席のために中国・北京市を訪問中の11月10日11時(日本時間12時)50分ごろから約25分間、習近平国家主席との日中首脳会談を実現した。
にもかかわらず、安倍晋三首相は、日中首脳会談の直後、外務官僚や側近たちがいるところで、「いい加減にしろ」と捨て台詞を吐いていたという。習近平国家主席は賓客を出迎えるのではなく、相手を待たせて、「会って上げる」態度で姿を見せ、ニコリともせず、堅い表情で安倍晋三首相に手を差し出して握手。しかし、安倍晋三首相が、「お会いできるのは、極めてうれしい」と一言挨拶の言葉を発したのに、習近平国家主席は反応を示さず、黙ったままで、目を左右に逸らして、写真撮影もなく、エスコートする態度も見せなかった。その冷遇ぶりが、よほど頭にきたらしい。ところが、この捨て台詞が、習近平国家主席に伝わり、日中関係は、再び険悪化して、今日に至っている。
 中国からは何度も日本にAIIB参加を求める要請が来ているという。だが、安倍晋三首相は、中国が東アジアから太平洋への覇権拡大戦略に基づき、盛んに軍拡を進めていることに対抗する目的で「集団的自衛権容認・憲法解釈変更・閣議決定」→「安保法制整備」
→「日米防衛ガイドライン見直し」→「日本国憲法改正(国防軍創設)」への道を進んでいる矢先、中国から要請されているからと言って、「ハイそうですか」と簡単に応じるわけにはいかない。これは当たり前のことである。
 安倍晋三首相は、少なくとも、今国会(会期末は、6月24日、1か月延長も覚悟)で「安保法制整備」の諸法案改正案が国会で成立するまでは、中国の要請には応じるわけにはいかないのである。しかも、「タカ派の積極的戦争論者」のアシュトン・カーター国防長官が、4月8日、首相官邸を訪問、表敬を受けたばかりである。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
習近平国家主席、米国ルー財務長官、福田康夫元首相、二階俊博総務会長が、「AIIB」で「密約」している

◆〔特別情報①〕
 中国の習近平国家主席、米国のジェイコブ・ルー財務長官、福田康夫元首相、自民党の二階俊博総務会長は、習近平国家主席が主導して創設ようとしている「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)への日本参加について、「密約」しているという。これは、日本がホストカントリーである「世界銀行」(ジム・ヨン・キム総裁)の頂点に立っている天皇陛下の影を務めている筋からの情報である。なお、福田康夫元首相と二階俊博総務会長は小沢一郎と極めて親しい。

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