子供達に「人を見たら泥棒と思え」「殺人鬼と思え」「詐欺と思え」と教えよう

2005年12月20日 21時14分06秒 | 社会
「姉歯」関連で一斉捜索 1都5県、117カ所 (共同通信) - goo ニュース
 人は、騙す方が悪いのか、騙される方が悪いのか。常識的には、騙す方が悪い。だが、騙される方は、用心が足りないとか、よく調べなかったのかなどと、逆に咎められることが多い。
 最近は、様々なタイプの詐欺が横行している。「オレオレ詐欺」は、もうすでに古く、いまは、「耐震偽装」がもっとも新しいそうである。
 20日早朝から、警視庁、神奈川県警、千葉県警合同の捜査本部の捜査員500人が、「耐震偽装事件」で120カ所を一斉家宅捜索を行った。
 一体、だれが悪いのか。一言で言おう「騙された人」が悪い。「他人を疑うことを知らない」というのは、いまや罪悪ですらある。 子どもたちに教えよう。「人を見たら、泥棒と思え」「人から声をかけられたら、殺人鬼と思え」「人から何かを売り込まれたら、詐欺と思え」と。人を信じて、殺されたら、もう取返しがっかないのである。詐欺にあったら、損害を取り戻すのは、難しい。
 誠に可哀相ではあるが、詐欺犯罪の被害者に、いちいち国家が、税金を使って助けていたら、かえって、詐欺をはびこらせることになってしまう。
 どうも、今回の「耐震偽装事件」の主犯から教唆犯、幇助犯に至るまで、純粋な日本人の精神を持っていない連中がやらかしたそうである。
 幸田露伴の「五重の塔」に登場する職人たちの、まさに「職人魂」や「職人芸」からは、程遠い。本物の日本人であれば、このような「職人道」に反する「悪行」を行うはずはない。
 高価なものを買うからには、徹底的に「相手を疑い」、もし買うことを決めたなら、契約書に、「万が一」のことを想定して、しっかりと売手の財産を差し押さえることができるよう、条項を盛り込んでおかなくては、安心して売買はできない。このことを肝に命じておくべきである。退去命令を受けた被害者の方々には、冷たい言い方になるけれど、家宅捜索によって、捜査はようやく緒についたところである。先は、気が遠くなるほど遠い。
 とにかく「赤ずきんちゃん気をつけて!」


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする