ここ数年来、バレエブームだ。観るだけでなく、習う人が30代の女性に増えていて、バレエのグッズを扱う専門店「チャコット」のレオタードを着る事から、「チャコちゃん」と呼ばれているという話題を数年前に耳にした。私は、子供の頃バレエを習っていたが、バレエはある意味特殊な習い事で、完璧に体型や素質が影響するし、技術レベルの差がはっきりする過酷な世界、そんな認識だったのに、今やそうなんだ～と、他人事に聞いていた。最近、スポーツクラブに入会したら、そこにもバレエのクラスがあった。これを機会に始めてみようかな。ブランク○十年の私でも大丈夫かしら？今だって、足はかなり高く上がるし、開脚だってできるもの。強気でチャコットを訪れる。レオタードはピンクを試着したら、あまりにブリブリで自分でも笑ってしまうので、黒のシンプルなものにした。シューズとタイツ、巻きスカートも購入し、ちょっとドキドキしながら、いざ、クラスへ。すでに常連らしき人たちが柔軟をしている。華奢でお人形みたいな可愛い先生に、「はじめてですが大丈夫ですか？」と聞くと、「はい、はじっこにいかないように、なるべく人の間に入ってやってみて下さい」とのこと。実際やってみると、まいった～。基本的なポーズならとれるけれど、連続した動作をすぐ覚えられるわけもなく、人の振りをみながら半テンポ遅れて真似てみるのがやっと。気持ちが定まらないから、バランスがとれず、すぐくずれる。小人数別にやらされると、上手な人は一緒にやっていないから、参考にする人がいなくて動作が分からない・・・。う～ん。先生も一緒にやってよ～って感じ。そして1時間半後、そけい部がびりびりして太腿がアツい。これは効くわ～。ずっとバレエを続けておけば良かったナ。ちょっと情けない再デビューだけど、また頑張るわ！
