イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

LOVE IN RED

2005-11-17 22:13:36 | Weblog
昨日、新聞を開いて目に飛び込んだのが、'LOVE IN RED' by Cartier
そう、カルティエのクリスマス限定品コレクションの発売広告でした。
カルティエのレッドボックスの赤が全面に使われていて、秘めた情熱と官能が感じられます。
なんだかハートウオーミングって感じ。
満月の日に発売開始するなんて、さすが、カルティエね、と勝手に感心しちゃいます。

クリスマスって、愛する人をあらためて再認識するときだと思います。
夏の、花火みたいなアバンチュールとは違い、じっくり相手を思いやり、相手の存在そのものに感謝するとき。
キャンドルライトを前にして、温かいまなざしを送り合う夜 --------- 。

先日、女子高校生が、同級生の男の子から、フラれたはらいせで殺された事件がありました。
私は、そのニュースを聞いて、
「好き、という思いは、本来自分勝手なもので、相手には関係ないものだ」
と、教えてくれた人がいたことを思い出しました。
その言葉を聞いた時は、ちょっと新鮮な驚きがありました。
好きな人に自分を好きになってもらいたい、と思うのは当然と思っていたから。
「ストーカー」という定義まであるくらいだから、多くの人が、自分の想いを受け入れてもらえない苦しみを、どう処理していいか分からないでいるのだろう、と思います。
クリスマス、幸せそうなカップルは微笑ましいですよね。通じない想いを抱えた人間には辛いけど、相手にはその想いは関係ないのだ、と乗り越えた上で、でも愛するなら、嘆いていないで、愛し方を考えるときにしたいもの。
女性誌では、やたら「愛され上手になるには?」というテーマがとりあげられるようだけれど、ほんとは「愛し上手になるには?」じゃないの?

無邪気にギフトを贈られていた時期を超えた今だからこそ、
レッドボックスを贈られる幸せを、かみしめてみたいものだ~と思っちゃうんですけどね?
LOVE IN RED LOVE IN RED ・・・







AFT色彩検定冬期試験を終えて

2005-11-13 23:22:36 | Weblog
今日は色彩検定日。私は試験対策講座を通学・通信ともにいくつか担当しているので、受講生の方々の出来が気になるところ。テキストや問題の作成などは、とうの昔に終えていて、1週間前には講義も終わるので、あとは受講生の頑張りに懸けるしかないのです。
通信受講生の方々は顔が見えない分、一層心配。試験日直前になると、駆け込みで質問がきて、事務局からこちらに転送されてきます。何はさておいても迅速に回答をしなければなりませんから、真夜中にメールを返信することもあります。
さて、本番を終えてさっそく報告してきた通学の学生は、2級で自分の勉強不足だったXYZ表色系の記述問題が出たのがショックだったよう。彼は模擬試験はとてもよくできていたのだけど、そういう人の方が本番に対してプレッシャーを感じやすいものなのかもしれません。それにしても、AFTはもともとファッションの団体なのに、XYZですか?!って感じです。色名の問題が出なかったというので、問題作成された先生は理工系なのかもしれませんね。私だったら、色名に関する問題は絶対はずしません。だって、私は色の名前の由来に感動して、色を好きになったくらいですから。AFTの過去問題は、ファッションの実務よりの問題が多いときもあったし、作成される人の専門性によって、傾向が変わるのかと思います。今年はテキストが改訂になったばかりなので、試験内容を予測するのも難しいのでした。
受講生の皆様、何はともあれ、合格発表日には、朗報を期待しています!