イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

パーソナルカラー分析の醍醐味

2010-11-30 18:40:03 | 色彩

本日はグループでのパーソナルカラー分析で、
若いママが参加されました。


カラー分析は個別で行うのが基本ではありますが、
グループで行うと、
他の人へのアドバイスも参考になったり、
お互いをほめ合ったりして(!)、
相乗効果が楽しいです。


印象的だったのは、
普段は白か黒しか着ないというSさん。

目元がくっきりしてなかなかの美人さんですが、
クールで、ややとっつきにくい第一印象でした。

分析の結果、彼女は確かに白や黒が似合いますが、
ホットピンクもとてもお似合いでしたので、
パールピンクのグロスと、
淡いピンクのチークをお顔にほんのりのせてみました。

意外なほど(?)可愛い雰囲気になり、
お話がすすむにつれ、
とっても可愛い一面がのぞくようになりました。

そして、ヘアカラーも毛先の黄みが邪魔で、
本来の髪色の方が、
彼女の肌を奇麗に見せることが分かりました。

Sさんは、
「すぐ美容院にいかなくちゃ!」
「これからお友達がたくさんできるかしら?」
と、照れながらも嬉しそうにお帰りになりました。


色をきっかけに、その人が自身の魅力に目覚める、
それがパーソナルカラーの醍醐味ですね。

人を育てる

2010-11-25 21:41:03 | 色彩
時として、教える事の難しさに突き当たりますが、

講師(教師)として一番やりがいがあるときは、
教えた人が成長することです。


若い学生は繊細です。

私が何気なく言ったひと言が、
思った以上に大きく影響します。

たとえば、あまり授業に出席してこなかった女子学生が、

「先生が声かけてくれて、とっても嬉しかった」

とアンケートに書いてありました。

私がエレベーターでその女子学生と乗り合わせた時、
「元気?」と声をかけただけのことなのですが、

学校になかなか居場所を見つけられない彼女には、
ほっとする場面だったのでしょう。

また、ある男子学生の課題発表に対してコメントするときに、

「あなたは背も高くて個性的で、いるだけで十分目立つのだから、
背筋を伸ばしてしっかり立ちなさい。」

というようなことをアドバイスしました。

いつも自信なさそうな顔をしていた彼の顔が、
その瞬間、はっとしたのを覚えています。

彼は、後に、
「先生に言われて、自分では気がつかなかった自分自身を知りました」
と私に言い、その瞳には力がこもっていました。

前述の女子学生には無意識にとった行動ですが、
男子学生には意識的に伝えたので、
伝わって嬉しかった例です。

若い学生は、理屈より本能的に人を見分けます。

見えないところでこちらも汗をかきつつ、

迷ったら、私は何のためにここにいるのか、
目的を思い出すことにしています。

「好かれるためにいるのではなく、教えるためにいる」

そうやって、私の方が、育ててもらっています。

本日は色彩検定 冬期検定日

2010-11-14 17:13:15 | 色彩
本日14日は、A・F・T色彩検定® 冬期検定日。

私は建築・インテリア系の専門学校の生涯学習講座で、
色彩検定®3級、2級の対策の講座を担当しています。

一般の方も受講できる講座ですが、
ほとんど在学生です。

通常の授業課題の上に検定受験をするので、
この時期はかなり大変そう。
(この学校は課題の多さで有名)


それにしても、
睡眠不足でも頑張って勉強してくれる学生の姿は、
こちらも励みになりますね。

少しでも就職に有利なようにと、
複数の資格や検定を取得する学生も多いですから、
色彩検定に関しては、一発合格!といきたいところです。

中には、模試で90パーセント近い正解率の学生も。

勉強方法を聞いてみると、
「勉強は授業に集中して、家では復習もしていません。」
という返事。

素晴らしいです!
みんながこんな感じだったらいいのですけどね~。

今日の出来はどうだったかな?

合格発表はクリスマスの少し前あたりかと思います。

朗報を楽しみに待っています!

七五三 撮影裏から

2010-11-11 10:50:31 | 着物
七五三シーズンで、
いくつかの写真スタジオに着付けに伺っています。

スタジオもそれぞれ個性があり、
目新しいところでは、
世田谷のスタジオニパポさん。
http://nipapo.exblog.jp/


ここは、もとは広告用写真を撮影するスタジオです。
3年ほど前から、七五三やウエディングなど、
一般向けの写真も撮るようになったそうです。

私たち着付師は、着付けと、撮影アシスタントも務めます。

七五三撮影は、お子様の表情が命!
視線をカメラに向けていただくよう、声をかけたりします。

今どきのお子様は写真慣れしている子が多く、
最初は緊張したお顔なので心配していると、
カメラマンがシャッターきり始めたとたん、
にこ~っと笑顔ができるおしゃまな女の子も多いです。

先日は5歳の男の子だったのですが、
貫禄のある子だったので、思わず私は
「社長!」
と声をかけましたら、
ニッコニコの最高の笑顔!!

大物ですね~。

そのほか、お祖母様やお母様のお着物をお持ちになるご家庭も多いのですが、
柄や素材などひと味違って、
やはり昔の着物はいいな、と思ったり。

お幸せなフアミリーの記念撮影に立ち会えるのは、
こちらもとても幸せな気分です。

*注 ニパポさんのブログに掲載のお客様の着付けは私のものではありません。