イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

「パリオペラ座のすべて」を観ました

2009-10-24 17:30:19 | 観劇・アート
パリ・オペラ座バレエ団のドキュメンタリー映画、
「パリ・オペラ座のすべて」
を友人と観ました。

正直、長いし(160分)、期待した華やかさはなかったけれど、
ローラン・イレールが若い団員たちにお稽古をつけているシーンがいくつもあり、
それだけでも良かったです。
彼は、現役時代に比べたらさすがに老けましたけれど、
あのノーブルさは変わっていません。

かつて、バレエ好きな友人から、
「とっても素敵な貴公子だから、あなたもきっと気に入るわ!」
と言われ、
2万円以上するSチケットを買い、イレールを観たのでした。
その時は、シルヴィ・ギエムとペアを組む「白鳥の湖」。

ギエムの天才的な素晴らしさは言うまでもありませんが、
イレールの気品漂う王子様は、もう文句無し、パーフェクト!!

ダンサーには賞味期限があります。
この二人のベストな姿を生で観れたことは、今思い返しても本当に幸せでした。

映画を見ながら、理想的王子様・若きイレールの面影と、
公演後に外で待ち伏せして、
サインをしてもらったミーハーな自分たちを思い返しました。

それにしても、打ち合せのシーンで
「特別チケットはリーマンブラザーズが買うから」というくだりがあり、
(2007年から2008年収録なので)
「おお、ここでもリーマンが・・」と思わず苦笑い。


また、ダンサーは40歳定年で、
40歳から年金が支給されるという現実的な話も盛り込まれており、
観る側は夢だけだけれど、ダンサーたちは踊りが生活なのよね、、
と、厳しい現実も知るのでありました。







東京散歩日より~ハロウィン

2009-10-18 22:48:16 | 色彩
今日は秋晴れの心地よい日で、
恵比寿の、テラスのあるイタリアンでランチをしたあと、お散歩をしました。

広尾方面に小道を入ったら、
お庭にバスケットゴールを備えた、かわいい洋館を発見!

オレンジ色のドアが、ハロウィンの西洋カボチャのディスプレイに、
なんとよくマッチしているでしょう!!

いろんな国の国旗も飾ってあり、
見ると入り口に、「PRE SCHOOL」とありました。

このあたりは外国人が多いから、きっとそのためのものでしょう。
日曜なので、ひっそりと、子供達の姿がなかったのは残念。

それにしても、あのドアは、年中オレンジ色なのかしら?
可愛すぎる~!!

林真理子さんから学ぶ、美しい女像

2009-10-14 20:58:20 | 本・書評
図書館で、ふと林真理子の
『「奇麗な人」と言われるようになったのは、40歳をすぎてからでした』
という本が目にとまり、読んでみました。

若い頃、林真理子の文章は、おもしろいのだけど、
結構毒があるから、ひねた女のいやらしさみたいなものを感じてしまい、
読むと性格悪くなりそうで、あえて読まなかったのです。

おそらく、私が良しとする女性像と、
彼女の視点は全然違う所にあったからでしょう。

時を経て、なんだかんだいっても、
林真理子は大人の女として、洗練され、奇麗になったな~と認めます。

『「奇麗な人」と言われる・・・』の中には、
たくさんの女のNGが描かれていて、ドキッとさせられます。
「昼間見る中年グループは、美しくない」
「若く見えるのと、若づくりは違う」・・・etc.


私の友人の中には、
「おごってくれる男性としか遊ばない」
おごられない女は価値がないから、と言う人もおりますが、
林真理子は、
「たまには出させて下さい」と、
割り勘を楽しむ位の余裕のあるのが大人の女だと言う。
要するに、自分のお金で遊ばなければ、
真の楽しみは得られない、というのだ。

また、セレブな人妻が、明け方まで遊び回っている姿は、
あまり幸せそうには感じない、と言う。

少し、足かせのあるくらいの方が幸せで、
だから、彼女くらい自分の稼ぎがあって自立できるのにも関わらず、
サラリーマンと結婚し、
「家を空けると夫の機嫌を損ねるから大変」
などと言ってのけるのね。

今や「フツーの主婦」であることはブランドだ、と私は思う。
だから巷には、
「主婦でも○○ができた!」
みたいな本が売れる。
その人達は○○ができて、たまたま主婦でもあるのだけど、
逆に表すことで、
「私にもできるかもしれない」
と幻想を抱かせるし、親近感がわく。

彼女はその辺をすごく分かっている。
ほしいものをちゃんと手にした大人の女性の視点は、
ちょっと悔しいくらい本物です。




フリーマッケット出店

2009-10-13 10:06:36 | 色彩
10月11日、地元のフリーマーケットに出店しました。

フリマは以前、友達に誘われて、
一度都内で出したことがあり、2度目でした。

私を知る人には、フリマと聞くと意外かもしれませんね。

実は、ある本で、どんな仕事をするにせよ、商売感覚は必要で、
それをを知らずに起業してもうまくいくはずない、とありました。
また、女性のマネー塾主宰・藤井真帆さんの本でも、
商売経験のない人は、フリマなどで体験してみるとよい、とありました。

私はずっと、好きなことを仕事にしてはいたけれど、
まるきり商売感覚のないままでいいのかな~と思い始めていたところでした。

で、素直な?私はフリマに興味を持ちました。

2度経験しましたが、いろいろ気づいておもしろかったです。

私が心がけたのは、
「いつも笑顔」「アイコンタクト」「しっかり挨拶!」
たとえ10円のお客様でも、大きな声で「ありがとうございます!!」
と返しました。

フリマは朝が勝負!
荷解きするそばから、「これはいくら?」「ブランド品はない?」
と取り囲まれて大変でした。
早朝来る人の中には、業者っぽい人がいますね~。

全体を通して感じた事は、物と人は釣り合いのようなものがあり、
引き合うということ。

買っていかれる方は、本当にその商品がよく似合う感じがあります。
私の家では押し入れの奥底で忘れられてた不要品が、
息を吹き返す瞬間です。

中にはフリマ慣れしている人がいて、
「○○円でいいでしょ!」と、勝手に値切って小銭を手渡してきます。
こちらも、儲けようなどとは考えてないので、
苦笑いしながら受け取ります^^);

困るのはマナーがない人たち。
散々商品をひっくり返し、袋から出して、そのまま行ってしまう。

嬉しいときは、
お客さんから「ここは夢があっていいわね~」とか、
「大事に使うわね」
と、喜んでお買い物して頂けた時。
「あなたから買えてよかったわ」
なんて言われた時は一番嬉しかったですね。

一緒に出店した友人からは、
「お客さんに、すぐ気のきいたことを次々言えて、スゴい!」
と褒められました。

自分でも、結構接客に向く体質になっていたことにびっくり。

これも、講師としていろんな受講生と接してきた賜物でしょう。
皆様、あらためて、ありがとうございます。









光、色と形

2009-10-09 23:21:18 | 色彩
国立新美術館主催、日本色彩学会共催の講演イベント
「光、色とかたち」
へ出席しました。

国立新美術館では、
「光」というタイトルで、
松本陽子/野口里佳の二人展が行われており、
松本陽子さんも講演者のお一人でした。

イベント前に、彼女の展示を観ました。
アクリルで、ピンクを主体のものと、緑を主体とした抽象画です。

ピンクとグリーンの世界の圧倒的な対比に驚きました。
ピンクは、主に白や紫と組み合わせて描かれています。
どれも空気感というか、
雲のような、霧のような、幻想的かつ生命力のある作品。

グリーンはまた全然違う世界。
なんというか、重さ、そして暗さ、湿度、、、
のようなものを感じました。

とくに、「光は地平に輝いている」という作品は、
湖に映り込む森林のイメージで、迫力があります。
後の講演で、ご本人も、
「グリーンは自分としてもかなり満足」
とおっしゃうるだけあります。

松本氏は、
「デッサンは勉強して描けるようになるけれど、
色だけは教えられるものではない。
これは、生まれる以前からもっている、才能としかいいようがない。」
とおっしゃいます。

私は、画家をはじめ、アーティストのように、
内部から発するものを形にできる創造的な人たちを、
心底うらやましく、また、尊敬しています。

色彩学会重鎮の、元芸大教授・小町谷朝生先生も講演者の一人でした。
司会から松本さんの作品の感想を求められ、
「ピンクは、他の人でも描けるかもしれないが、
グリーンはこの人でなければ描けないと思う。
今まで見た事のない緑の表現を見させてもらった」
とのコメントでした。

辛口の先生もが感嘆するグリーンの使い手、松本陽子さん。

もともとはピンクを描いた絵がなかなかないので、
ご自身でチャレンジされたとか。
しかし、長い間ピンクを描いてきて、違う色を求めた先が、グリーン。

ピンク(赤)からグリーン(緑)へ。
色彩学では、赤と緑は補色であるから、
ある意味自然の成行き?とも思えますが、
本日どなたもそのようなことはおっしゃらなかったので、
私の浅い知識からの連想で留めるしかなさそうです。

「光」松本陽子/野口里佳 10月19日まで
(国立新美術館)http:/www.nact.jp



十五夜

2009-10-03 22:02:15 | Weblog
今宵は一五夜。

縞ススキと、
小餅と、丸い果物を添えて。

縞ススキを生けてると、
猫が葉の先っぽを食いちぎり、
猫じゃらしに飛びつくので、
花瓶が倒れそうになりました。 ^^);

肝心のお月様は、、、
7時前に顔を出したので、玄関前で少しだけ鑑賞。
電線がおおいに邪魔でした。 。。

しばし、かぐや姫気分?

Be The Change

2009-10-01 20:52:01 | Weblog
マハトマ・ガンジー 氏の言葉

‘Be The Change You Wish To See In The world’
(もし世界を変えたければ、まず自分が変化そのものになりなさい)

この言葉をスローガンに、NPOアライアンスfor New Humanity
が、ワールドワイドな活動をしています。

本日、「Be The Change ヒューマンフォーラム」
なるものが開かれました。

アライアンス for New Humanity 代表のDr.ディーパック・チョプラ氏は、
心と身体の医学及びウエルビーイング分野で世界的な第一人者。

Dr.ディーパック・チョプラ氏は、
全ての苦しみは分離感からの幻想である、とし、
仏陀の八正道をもとに、行動規範を示された。

賢者や聖人は今までもいたが、
世の中から戦争がなくならないのはなぜか?
それは、個々の人たちのの内側~意識こそが大事なのだ。

そして私たちに、言いました。
「今、平和のために、自分が変化そのものになる。
 という誓いをする人は立って下さい」

会場内の400名弱の人たち、全員が立ち上がりました。
(と思います)
静寂の中、一瞬で皆がひとつになりました。
宇宙から見て、それは、きっと、とても美しい光景だったと思います。

私も、立った瞬間、責任と、自覚が芽生えました。

チョプラ博士の講演は、短時間の中で、
なんとシンプルで鮮烈なことでしょう!


「ひとりで見る夢はただの夢。
 みんなで見る夢は現実になる。」 - オノ・ヨーコ

私は時々、「理想主義」と言われます。
そうかもしれない、でも、と私は思います。
「そういう現実にならないのは、
そんなものはない、と信じている人の想念がつくっている。」

一緒に、夢をみませんか?