イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

「願いを祈りに」

2013-01-06 18:20:51 | 本・書評

新年早々、良書に出会いました。

「願いを祈りに」

願いを祈りに

7人の著者が、
それぞれの立場から「祈り」について書いていらっしゃいます。
どの方も祈りの中で生き、祈りを伝えることを実践されています。

その中で、私がもっとも胸打たれたのは、

東京大学名誉教授 中澤英雄氏の
「広島からの祈り」の中の一節。

平和運動の会議で、
被爆した母が、
やはり被爆して亡くなった幼い息子さんの最後の言葉を伝えるために発言した。

その言葉に一同が押し黙り、ただただ平和を祈ることとなる。

私は、その信じられないくらいに愛にあふれた言葉を読んだ瞬間、
胸をつかれ、涙が出ました。

自分の愚かさ、狭さをいやというほど知らされました。

そして、ヒロシマを通しての平和活動の問題点、
平和運動=反戦であるがゆえの限界を指摘されてもいます。
人間は、嫌なものは忘れたいもの。
犠牲者の姿を二度とみたいとは思わない。

世界からみても、日本が平和を訴えることがもっとも納得がいくし、
そう期待されています。
被害者としての反戦運動から、
平和への祈りの国へとなっていかなくてはなりません。

さまざまな視点から「祈り」を語られ、
全編通して、エゴを解き放つことの重要さを痛感しました。

そうはいっても、説教くさいことはなく、
読後は清々しい気分です。

ぜひ、多くの方に手にとってお読みいただきたいと思いました。


だいじょうぶ3組

2011-08-30 19:35:48 | 本・書評

この夏に、乙武洋匡さんの

『だいじょうぶ3組』

を読みました。

途中、何度かうるうるしちゃいました。

当初は主人公の新任先生の活躍ぶりが描かれているのかと思っていたのですが、
先生が試行錯誤して悩む姿、
そして子供を思う様々な大人達も描かれていて、とても共感しました。

子供の反応や表情が、手に取るように書かれていて、
現場を踏んでいるからこその描写だな、と思いました。

主人公・赤尾先生と彼を補助する幼なじみの白石さんをはじめ、
茶野先生、紺野先生、青柳先生など、
キャラクターが色からもイメージしやすくなっている点も楽しめました。

そして、クラス文集のタイトルは「色えんぴつ」。

色それぞれの美しさ、特質がある。
そしていろんな色が集まってハーモニーが生まれる。
それはまさに人も同じ。


「みんなちがって、みんないい」
で有名な、金子みすずさんの詩をつかった道徳の授業の場面は、
大人になっても必要な内容だと思いました。

できないことを見て嘆くのではなく、
別の視点でみればできることがたくさんある。

私はちょうど、そのころ担当していた言語能力を高める講義の中で、
「ポジティティブ・リフレーミング」をしたばかりで、
オーバラップして読みました。

これは、ネガティブな言葉をポジティブに言い換えたら
どのような表現になるのか考えさせるのですが、
受講生の方々は、マイナスと思っていた物事が、
言葉ひとつでポジティブな表現になることに、
気づきを得た人がたくさんいました。

大人になっても、いろんな悩みはつきものです。

まずは、セルフイメージを高める必要性を感じていたので、
『だいじょうぶ3組』は、
子供だけのお話ではなく、普遍性のある物語だと思いました。

永遠の0(ゼロ)

2011-08-15 18:18:05 | 本・書評
永遠の零

終戦記念日にちなみ、講義の冒頭で
「永遠の0(ゼロ)」百田尚機 (講談社)
を紹介致しました。

私自身、直に戦争体験を聴く機会もないままきておりますが、
「永遠の0(ゼロ)」が本屋大賞を受賞したということで、
メディアでとりあげられたのがきっかけで昨年読みました。

読むにあたり知りたかったのは、
「零戦に乗る、ということはどういうことなのか。
乗る人はどんな心境でいたのだろうか」
ということでした。

読み進めるなかで、
何度も胸をつかれ、はっとさせられ、一気に読みました。
「戦争」というものが随分近くに感じられました。

大国アメリカをうならせた零戦は、
まさに攻撃することのみを考えて作られた戦闘機。
だから相手から攻撃されることを想定しておらず、防護壁はほんのわずか。

戦況が危うくなり、乗り手が少なくなれば、
2、3時間乗るだけでへとへとになるところ、
一人が朝出かけて、夕方まで、
一日7時間も戦場で操縦する。
それが何日も続く。

その他にも、
極限状態の、想像すらできないシーンがたくさん描かれています。

読後、感じた事は、

「人は誰かのために生きるとき、本当に力を発揮できるのだ」
ということと、
「それが家族や、血縁ではなくとも、誰かのおかげで生きているのだ」
ということ。

また残念ながら、国を動かす人と国民の意識構図は、
終戦後も変わっていないのだな、ということです。

読めば、心の中の何かが変わる本だと思います。
日頃の悩み等なんと小さいことか。
教科書にしたいくらいです。

林真理子さんから学ぶ、美しい女像

2009-10-14 20:58:20 | 本・書評
図書館で、ふと林真理子の
『「奇麗な人」と言われるようになったのは、40歳をすぎてからでした』
という本が目にとまり、読んでみました。

若い頃、林真理子の文章は、おもしろいのだけど、
結構毒があるから、ひねた女のいやらしさみたいなものを感じてしまい、
読むと性格悪くなりそうで、あえて読まなかったのです。

おそらく、私が良しとする女性像と、
彼女の視点は全然違う所にあったからでしょう。

時を経て、なんだかんだいっても、
林真理子は大人の女として、洗練され、奇麗になったな~と認めます。

『「奇麗な人」と言われる・・・』の中には、
たくさんの女のNGが描かれていて、ドキッとさせられます。
「昼間見る中年グループは、美しくない」
「若く見えるのと、若づくりは違う」・・・etc.


私の友人の中には、
「おごってくれる男性としか遊ばない」
おごられない女は価値がないから、と言う人もおりますが、
林真理子は、
「たまには出させて下さい」と、
割り勘を楽しむ位の余裕のあるのが大人の女だと言う。
要するに、自分のお金で遊ばなければ、
真の楽しみは得られない、というのだ。

また、セレブな人妻が、明け方まで遊び回っている姿は、
あまり幸せそうには感じない、と言う。

少し、足かせのあるくらいの方が幸せで、
だから、彼女くらい自分の稼ぎがあって自立できるのにも関わらず、
サラリーマンと結婚し、
「家を空けると夫の機嫌を損ねるから大変」
などと言ってのけるのね。

今や「フツーの主婦」であることはブランドだ、と私は思う。
だから巷には、
「主婦でも○○ができた!」
みたいな本が売れる。
その人達は○○ができて、たまたま主婦でもあるのだけど、
逆に表すことで、
「私にもできるかもしれない」
と幻想を抱かせるし、親近感がわく。

彼女はその辺をすごく分かっている。
ほしいものをちゃんと手にした大人の女性の視点は、
ちょっと悔しいくらい本物です。




渡邉美樹さん読者交流会にて

2009-08-27 23:06:44 | 本・書評
渡邉美樹さんの
   『勝つまで戦う』
 読者交流会へ行ってきました。

交流会というよりは、講演でした。

渡邉会長のオーラに少しでもふれたいと思って出かけたのですが、
行ってよかった~!!

ますますファンになりました^^)/


司会は岡崎ななさん(クリス岡崎の奥様)、
挨拶は浅見帆帆子さん、
というゴージャスな顔ぶれ。

まず、NPOスクールエイドジャパン(SAJ)による、
カンボジアやネパールに学校を建てる様子のDVDが流れます。
子ども達と触れ合う渡邉会長の素敵な笑顔を見ていると、
本当にこの方は人の幸せを喜んでいるのだとわかります。
胸が熱くなりました。


本の題名は『勝つまで戦う』だけれど、
これは出版社の思惑だそうで、ご本人はあまり気に入ってないそうです。
どうりで、違和感を感じました。
マーケティング的にはどうなんでしょう?

本からもたくさんのメッセージを受け取りましたが、
今夜のお話から、また気づきをいただきました。

ショックだったのは、カンボジアの孤児のこと。

孤児院に連れてきても初めの1週間は、
「売られるんじゃないか」と警戒し、無表情のまま。
10日くらいしてやっと、どうやら売られないことが分かって、
その後、段々笑顔を見せるという。

また、何か欲しいもはないか?と子供達に訊いても、
たいてい「ない」と答える。
一人の子が4日後にやっと、
「自分も日本とカンボジアの架け橋になりたいから、
日本語の勉強のために辞書を貸してほしい」と、
それも、まるでぜいたくを言うかのように、
申し訳なさそうに言ってきた、というエピソード。


また、<存在対効果>という言葉をはじめて聴きました。
自分が何のために存在しているのか?

「人の幸せが自分の幸せ」

「経営とは不可能を可能にすること」

「まず、自分から。人がやっているからといって、やりたくないことはしない」

「常にどうしたら人を幸せにできるのか、そればかりを考えている」

「目標に向かって動いていると、出会いが必ずあり、チャンスが生まれる」


講演後、名刺交換の長い列に並びました。
時間ギリギリで順番になり、
めでたく名刺交換させていただきました。

渡邉会長は一人ひとり、しっかり目を見つめて、握手をしてくださり、
私も柄にも無く舞い上がっちゃいました^^);

講演を聴いた人たちは、皆、それぞれ、
人を幸せにする種を持ち帰ったことでしょう。


アメリカNo.1コーチ、マイケルの本が遂に発売!

2008-12-12 11:15:49 | 本・書評
マイケルボルダックの日本での処女作、

『1063人の収入を60日で41%アップさせた目標達成する技術』
 ~ どんな目標でも達成できる「成功の心理学」~

のアマゾンキャンペーンが始まりました!

キャンペーンは13日(土)までの期間限定です。

そして、今回は総額数十万円の特典付き!

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私は今年マイケルのセミナーに出席し、
コーチングも受け、彼のレベルの高さに心酔しました。

気の毒すぎる生い立ちから成功者となり、
今なお人々を助けるマイケルの存在そのものが勇気を与えてくれます。

「自分で奇蹟を起こす方法」

2008-10-01 22:49:08 | 本・書評
歯科医・井上裕之先生の本が出版されました!

「自分で奇跡を起こす方法」

ふ~ん、知らない人だね、とおっしゃるあなたへ。

私は、あるところで行われた井上先生のスピーチを、
音声ダウンロードして聞きました。
思わず涙があふれてきました。とても感動しました。

井上先生は、成功者のオーラのある方で、ゆとりを感じさせる方です。
その方に、こんな体験があったとは!正直驚きました。
そして、納得しました。

ご本人の魅力もさることながら、
今回のアマゾンキャンペーンの特典がすごいのです!
井上先生の、ご自分の想いをたくさんの人へ届けたい、という思いが、
さまざまな方々を動かしました。


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以下、日米コーチング交流協会からの抜粋転送です。

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