イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

色がとりもつ友達の環!

2008-05-28 21:55:09 | 色彩
爽やかな五月晴れの中、銀座へお出かけしてきました。
私の友人が、銀座の画廊でグループ展に日本画を出品しているのです。

その友人とは、遡ること約20年前、
都内のカルチャーセンターのカラーコーディネート講座で同席し、
仲良しになったグループのひとりです。

彼女は美大を卒業後、アニメーションの会社で働いていた経歴があります。
いつもは人物画を出品するのですが、
今回は極楽鳥花を、赤と緑の大胆な配色で描いていました。

いっしょに観に行ったのもカルチャー仲間の共通の友人ですが、
「へ~、彼女にこんなに情念があったなんてねぇ」と感心しきり。
その友人も、週一回、専門学校で色彩を教えています。

さらに、仲間のひとりが、
同じく銀座でグループ展を開いているのが分かりました。
その方は、私より20歳年上で、
銀行を定年退職されてから美大の通信教育を受け、
絵画の研鑽を積まれていました。

帰りに、彼女の絵画も鑑賞して参りました。
個性的な彼女らしく、構図がおもしろく、
あえて塗り込まなかったところに妙な味が出てました。

私にとって、カラーコーディネートを学ぶ最初の一歩だった、カルチャーセンター。

その時の仲間が、こうして立派な作品を出品したり、
賞をいただいたりしていることに、誇りを感じます。

また、彼女らは私よりも10歳以上人生の先輩で、
とても優しく、勤勉で、人として見習うことがたくさんあります。

そのような人たちと交流をさせていただけることに、感謝、感謝。

色彩に惹かれて集まった、ただそれだけで、
世代を超えてお友達付き合いができるのは、なんて幸せなことでしょう。




曲水の宴

2008-05-27 19:42:37 | 着物
去る5月25日、岩手県平泉の毛越寺(もうつうじ)にて行われた
「曲水の宴」(ごくすいのえん)に行って参りました。

「曲水の宴」とは、奈良・平安時代の歌遊びで、
女性は十二単(じゅうにひとえ)や袿(うちぎ)、
男性は衣冠(いかん)や狩衣(かりぎぬ)姿にて、
遣水に座して和歌を詠むという、なんとも風流なものです。

毛越寺近くには私の親戚もおりますし、
前から一度実際にこの目で見たいと思っていました。
前の晩から雨降りでしたが、
宴の始まる頃には止んでくれて本当にラッキーでした。

毛越寺は有数の浄土庭園で知られ、大きな池があります。
歌人らは、本堂のある向こう岸から船で渡ってきます。

お目当ての十二単は遠目で、詳細はよく見えませんでしたが、
「山吹の匂い」という重ね色目でした。
「匂い」とは、いわばグラデーション。
新緑に映える美しい色目です。

歌のお題は、「浄」(きよらか)と発表され、
雅楽「催馬楽」(さいばら)に合わせて舞「若女」(じゃくじょ)の披露。
その後、杯を乗せた羽觴(うしょう)を遣り水に流し、
水辺の歌人は、その流れに合わせて和歌を短冊にしたため、
流れてきた杯を受け取ります。
羽觴を追う童子が愛らしく、微笑ましい。

最後に、講師(こうじ)が、披講して終了します。
およそ1時間半の王朝絵巻でした。


私も十二単を着させていただいたことがありますが、
さすがに肩にずしりと重みがありました。
ずっと座っていても相当肩のこるものでしょうし、
座った姿勢から立ち上がるのも容易ではないと思われます。

しかるに、昔のお姫様たちは、運動等はしないように見えて、
かなり丹田が鍛えられていたのではないか、と、ふとそんなことを思い、
我が身の背筋を正したのでした。




エコビューティー・スタイル展

2008-05-21 22:49:23 | Weblog
本日からスタートした『エコビューティー・スタイル展』
(池袋西部百貨店 6月1日(日)まで)へ、足を運びました!
お友達のアロマセラピストのミユキちゃんが、
そこでコンシェルジェをしていました。

「エコ」なライフスタイルは、今や定着しつつありますが、
コスメに関しては「自然派」と謳いつつ、たいした事無いものも多いそうです。
やはり、身体によくて、結果のでる、本当に良いものを求めたいですね。

『エコビューティー・スタイル展』には、
私が今使っているフランスのYonka(ヨンカ)など、
出展していない企業もたくさんありますが、
私にとっては馴染みのないブランドもあったので、試しに手にとるよい機会でした。

コンシェルジェのミユキちゃんはとても忙しそうだったので、
まずは自分の目で見て回り、
価格のリーズナブルなものはその場で買い求めました。

ひとつ、とっても気になるフランスのブランドがありました。
日本ではまだ入ってきたばかりだとか。
あとでミユキちゃんに確認すると、
なんと、彼女のイチオシ☆ブランドでした。
やはり、年の功?いいものを見る目はありますね。(と、自画自賛)
値段もいいのですが、「値段だけの価値は有りますよ~☆」と言われ、
今使っているものがなくなったら、試してみたいナ。

最近は、やはり「アンチエイジング」という言葉に反応しやすくなりました。
でも、どこかで、「ま、いいか」と歳を重ねることを受け入れています。
その分、自分の成長が、精神的に感じられていれば、
外見の衰えも、余裕をもって受け入れられるものです。

基本的に、ストレスを感じず、前向きに元気でいることが、
美の源には違いありません!

ピーター・セージ講演会 7/21

2008-05-15 19:15:12 | Weblog
来る7/21(海の日)に、ピーター・セージ講演会があります。

ピーター・セージとは、世界no.1コーチと言われているアンソニー・ロビンズに、
最年少でコーチとして認められた若きホープ。
今、NASAとも共同で仕事をするくらいのBiGな35歳に会えます!
ピーターは元手なしで20億円の不動産を手に入れたり、、、
サハラ砂漠マラソンに出たり、、、やることなすこと型破り。
ハンサムな外見からは想像もできないくらい、ハードな行動力の人。

☆何か自分は小さくまとまってるな
☆良質な情報が欲しい
などと思ったら、、、彼に会ってみませんか?

ピーターが、安心領域を出ること、変化を楽しむことを教えてくれます!

私も講演会当日はお手伝いをしていま~す。

なお、お申し込みの際は、
「権田ひとみの紹介」と明記して下されば、参加費2000円引きになります!

PSJ 1日講演会の詳細
http://www.teampsj.com/d/web/index.php/letter/index/id/1

ピーターセージジャパンのHP
http://www.teampsj.com/

イメージ動画はこちらから
http://video.mixi.jp/view_video.pl?owner_id=15511462&video_id=3722507

我が魂は輝く水なり~シアターコクーン観劇記

2008-05-14 21:31:52 | 観劇・アート
渋谷のシアターコクーンにて、
「我が魂は輝く水なり -源平北越流誌- 」
を観ました。

私は野村萬斎さんが大好きなので、彼が出演するだけで観に行く理由はありましたが、
蜷川幸雄さんの演出に、尾上菊之助さんとの共演も話題でした。
内容はとても深いものがあり、行ってよかったな~と感慨にふけっております。

萬斎さん扮する斎藤実盛は、60歳の老いた武士。
白髪に、姿勢や身体の使い方、話し方まで、本当に老人!
いつもの洒脱な萬斎さんとはうって変わっていました。
老いてなお、戦いに挑むことしか知らない戦士。
悲哀と、滑稽さとがないまぜになり、
見る人にはいろんな思いを抱かせたのではないでしょうか?
あらたな萬斎さんの魅力にふれた気がしました。
また、既に亡くなった息子役の尾上菊之助さんは、
気品があって、透明感ある存在感が、とても素敵でした。

戦の最中、誰もが少し、狂っている。
夢なのか、うつつなのか?
敵と味方、身内同士の思惑や、殿と家臣の関係性、、、
さまざまな感情が描かれます。

ラストシーンでは、実盛はせめて遠目には若者らしく、
と髪を染め、白粉を顔に塗って戦いに臨み、
若者、というよりは化け物扱いされたりもして。
そして、、、水のせせらぎを聴きながら、安らかに息を引きとります。

実盛の真っ白い顔にスポットが当り、すっと引いて暗転。

瞬間、「ああ、死化粧となってしまった!」
と思ったら、なんだかじ~んときてしまいました。

狂気、夢、老い、恋慕、、、
いろんな要素が折り込まれた舞台でした。

それにしても、やっぱり、萬斎さんて素敵な役者!!