イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

卒業シーズンに向けて~袴のレッスン

2013-02-27 21:38:00 | 着物
段々春の気配がしてくるこの頃。
おうすぐ卒業シーズンですね。

先週、今週は通常の着付けレッスンに加えて、
袴の特別講座を担当しています。

振袖や留袖は、年間通して着付けをする機会はありますが、
袴を着付けする機会は限られます。

袴姿はきりっと、清々しく、大好きです!
着てみると、振袖よりも断然動きやすくて、楽ですね。

着付けする側からしますと、
気をつけなければならないポイントがいくつかあり、
もしかすると慣れた振袖より難しいかもしれません。

私も女袴の着付けは一年ぶりですから、
家でボディに着せて、確認してから講習に向かいます。

そして、受講された着付師さんたちに、
「お稽古、お稽古!」
とはっぱをかけるのでした。

本番が楽しみです^^)/

「太巻きの日」~思い出のウールアンサンブル

2013-02-10 20:54:41 | 着物

ご存知でしたか?2月10日は太巻きの日」なのですって。

お寿司の太巻きじゃなくて、、、

きものの世界では、絹物を「呉服」と呼ぶのに対して、
綿や麻、ウールを「太巻き」
というのだそう。

「太巻き」は、糸がそもそも太いので、
反物は絹と同じ長さでも、太さは倍くらいになります!

だから太巻き~♪

「呉服屋」さんはよくありますが、
「太巻き屋」さんてみかけませんよね~。

でも、家庭で着る普段着のきものと言えば、太巻きがいいです。
絹と違って、洗えるものばかりですから惜しげ無く着られます。

私もよく考えたら、
着物の入門は太巻きでした!

そこで、中学~高校時代に、
冬休みになるとよく着ていた
ウールのアンサンブルを、
箪笥の奥底から引っ張りだしてみました。

虫食いもなく、今でも着られます~♪

これを着て、高校3年生のとき、
湯島天神に合格祈願の初詣に行ったっけ。

太巻きの魅力は、きものを身近に感じられる事。

私の友人に着付けの講師で、
普段からきもので生活している人がいますが、
綿や麻のきものをよく着ていました。

礼装用のかしこまった着物と違い、
太巻きに半幅帯でちゃちゃっと着ている人は、
きものが根付いた人、見るからに着慣れた印象を受けます。

個人的には、やはり絹!絞りや綸子に萌えますが、、、^^);
太巻きにはやはり何か、懐かしい温かみを覚えます。