イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

梅の頃

2005-02-19 12:55:36 | ネイル
我が家の枝垂れ梅がひとつ、ふたつとほころび始めたので、ネイルも「枝垂れ梅」とリクエスト。
毎年、まだまだ寒~い季節に春の訪れを感じさせてくれる我が家の梅。時折、「お宅の梅を散歩の時にいつも観させてもらってますよ」とお年寄りの方々に声をかけられます。日本の花、といえば今は桜がメインですが、その昔は梅でした。能の観世流御家元の観世清和氏が、「軽薄な桜より梅が好き」とコメントされていたことを思い出します。
先日、金沢の兼六園へ行きました。梅林はまだつぼみばかりの中、青軸が少し白い花びらをみせてくれていたのが、なんとも可憐。白加賀、豊後、摩耶紅、道知辺(みちしるべ)、、、ここは白、あそこは赤、とあともう少し暖かくなって満開の梅林を想像しながら歩きました。
時雨亭でお抹茶をいただくと、お菓子は紅梅の絵付けのされたおまんじゅう。和室の廊下から別室へ回ると、床の間に戻り梅と菊があしらってありました。
自然の風景を生活のあらゆる場面に取り込む日本文化を再認識。ああ、着物姿で歩きたかった!

色彩検定

2005-02-09 11:08:15 | Weblog
AFT色彩検定の公式テキストが改訂されました。見て少々びっくり。執筆者総入れ替え??と思うくらいにカバーする範囲が広くなり、説明も細かなものになっていました。ざっとみたところ、3級では、従来2級の範囲だったマンセル体系が加わったのが大きな変化といえます。2級でもXYZ表色系がより詳しく載っていますし、モニターの色についてなど、時代を感じさせる内容になっています。
昨年より、3級の合格率が落ち込み、従来6~7割だったものが5~6割になりました。今回のテキスト改訂に伴い、本試験もますます難易度が高くなるものと思われます。これまで3級なら独学でも合格されていた方が多かったのですが、今後はスクールや通信教育などでしっかり勉強しないと難しいのではないかと思います。
個人的には、3級はハードルを低くして、受験者がとっつき易いようにしてほしかったんですけどね。その方が、色彩に興味を抱く人の裾野はひろがるではありませんか。それにしても、昨年までの合格者、ラッキーでしたね~!
教える側としては、カリキュラムの見直しや、問題集の作り直しなど、表には出ない作業が目白押し!です。