イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

教員採用試験へむけて~上越教育大学

2005-06-24 23:20:47 | Weblog
 上越教育大学の依頼で、教員採用試験へ備える学生のために、面接時のマナーや服装、メイクなどをレクチャーしてきました。上越は、暑い!ほんとに。

採用試験の内容については情報を得るのは簡単ですが、案外、服装やヘアスタイル、メイクなどは、分からない事が多いのではないでしょうか?面接においては、服装・ヘアスタイルは、仕事への心意気の表れです。自分を表現する手段として、有効に使いましょう。
似合う色を知る事は、その第一歩です。そのうえで、場をわきまえた服装をし、自分の顔を生かすヘアやメイクを施す。
そのためには、「自分を知る」ことですよね。眉が薄ければ、幸も薄い印象になり、相手へのインパクトも弱くなります。
たかが眉ひとつでも、随分印象は変わるもの。じっくり鏡を見てみましょう。ヘアスタイルも、お辞儀をして顔に髪がかかるようなスタイルはNG。おでこもなるべく覗かせましょう。知的で明るい印象になります。
そして、アイコンタクト。目も合わせられない人は教員どころか、社会人として、心配です。
靴もミュールなんて論外です。
「あの靴音が嫌だ、なんとか女子社員に言ってくれ」と企業研修で上の方からよく言われたものです。おじさま達も若い女子社員にはどう接していいか分からないのよね。
それより先に、市役所でサンダル履きの職員を見たとき、本当に幻滅しました。そのときまだ私は20代でしたけれど、「この人たちはどんなレベルで仕事してるのかしら?!」と腹立たしかったのを覚えています。

マナーということではなく、自分の選んだ職業を愛し、その役割に徹するかどうか、だけだと思います。

短い時間で伝えきれなかったことが一杯あって、心残りなところもありますが、上越教育大学の皆様が素敵な教員となってくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。頑張って~!!

クール・ビズ

2005-06-11 18:06:28 | Weblog
 「クール・ビズ」なる造語もできて、なにやらビジネスシーンの服装に異変がおきつつあります。男性ばかりか、オフィスの冷房温度を男性の服装に合わせている職場の女性にとっても、朗報です。
 ビジネスにおける服装は、自分のためより相手のため、失礼にあたらぬよう心がけるのが基本です。環境に配慮する、ということが服装にまできたか、という感もします。
 私も、ビジネスにおける服装について講演する機会もあるため、クール・ビズが定着するかしないかは、興味をもっています。カジュアルフライデーのように、先細りになりはしないかと少々心配ですが、ともあれ、男性の服装が話題になることは大いに歓迎しています。
 さて、「クール・ビズスタイル」は、着こなす上で気配りのほしい点がいくつかあります。
 まず、襟もと。喉は年齢が感じられる部分。とくにやせ型の人は貧相にならぬようご注意ください。衿がちゃんと立つものや、マオカラーをお勧めします。また、上着を着ないので、下着のラインが映らないよう配慮したいですね。白い下着は結構映り込んでしまいます。ベルトや靴などにも視線が注がれるので、ちぐはぐにならぬよう、色を合わせて、しっかりコーディネートしてほしいです。
 私のおススメは、サスペンダー。おしゃれな男性ほど、サスペンダーを上手に取り入れているものです。また、白い衿に身頃がストライプの「クレリックシャツ」は変化があるので単調になりません。
 この際、あらたなライフスタイルへのステップとしても、公私ともに、服装を考え直してみてはいかがかと思います。