イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

着付師として、成人式

2009-01-15 17:56:36 | 着物
着付師にとっても年に一度の大イベント、「成人式」。

東京は12日が成人式。
私も朝5時には家を出て、
冴え冴えとした満月の光のもと、サロンへ向かいました。

例年担当していた大会場とは異なり、
今回は、ゆとりのスケジュール。
全て時間より早めにに仕上がり、いい調子でした。

ただ目の前にいるお嬢様のために、最高の着付けを、
と仕事している最中は、とっても幸せです。
ご縁のあったお嬢様方のお幸せを、陰ながらお祈り致します。

翌朝、へアメイクスクールの学生たちと成人式の話をしていた時、
最前列に座っていた女学生が、

「成人式、行けばよかったな」

とぽつりとつぶやきました。

「あら?成人式行かなかったの?着物も着なかったの?」

と私が聞くと、

「うん。どうしようかとお母さんに電話したら、

面倒くさいから帰ってこなくていいって言われちゃって。」

「そうなの・・・」

びっくりしました。
せっかく産んだ娘が二十歳になったお祝いを、
「面倒くさい」という親がいるなんて。。

その学生は、親元を離れて暮らしていて、学校を休んでばかりいました。
だから私もあまり会ったことがなかったのです。
少し個人的に話してみると、
単位不足で1年生を2年在籍していることがわかりました。
親から、もう学費をださないと脅かされて、学校に行かないと、と改めたようです。

本人はまだやっと20歳なのに、人生にちょっとなげやりです。
でも、こうやって学校に来ているので、まだ見込みはある。
気がつくのが遅くてごめんね。

だめな自分と向き合うのは辛い事だと、私も分かるつもり。
でも、あきらめないでほしいから、
先生は、おせっかいおばさんになっちゃいます。







緑の卵焼き

2009-01-07 17:41:41 | グルメ
新春、いかがおすごしでしたか?
私は母の怪我のため、家事全般を代行することになりまして、
いつもお正月は家でも着物で過ごし、神社へ参拝に出かけていましたが、
さすがに優雅に着物姿ではいられなくなってしまいました。

そんな中、田園調布に住む友人のホームパーティにお呼ばれしました。
友人は、自由が丘でバーを経営しています。
ソムリエ資格はもちろん、
数少ないウイスキー・プロフェッショナル1期生で、
アイルランドまで蒸留所を訪ねるというコアな方です。

参加にあたり、何か1品持ちよることになっていたので、
先日、新宿の「野菜Bar」で食した『緑の卵焼き』を真似て作ってみました。

実は、卵焼きは、母の18番。
横で私の様子を見ながら、
「あ、ここはこうするのよ!」
とアドバイスをしてくれましたので、無事に完成。

緑は、水菜とほうれん草をフードプロセッサーでみじん切り。
お店ではあと2品入っていたのですが、忘れました~。
あと、山芋も入っているので、弾力があり、ふわっとした食感です。
お店ではだしにつけて食べましたが、そのままでも充分いけました。

とくに、ちっちゃなお子様が美味しそうに食べてくれてたので、
微笑ましく、うれしかったです。

今年は、お料理づいちゃうかも!