イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

色彩はますますアジア連携へ! ~ 日本色彩学会全国大会' 2012 in 京都

2012-05-28 19:25:18 | トピック
かれこれ日本色彩学会(Color Science Association of JAPAN)
に所属して20年になります。

入会当初は、高名な先生方の講義を拝聴させていただいたり、
研究会などにも活発に参加しましたが、
仕事の都合や何やらでここ10年、しばらく遠ざかっておりました。

このたびの全国大会は、京都において、
冷泉邸の見学会や、
冷泉家25代当主・為人氏のご講演もあるとのことで、
「これは行かなきゃ!」と、
スクールの授業を無理に調整をしていただいて参加しました。

全国大会とは、年一回の研究発表会です。

本会場は、かの京都大学~♪

心理、生理、物理、科学、デザイン、文化、教育、、、。
あらゆるジャンルの発表があることは、
色彩の関わる分野の広さゆえ。

今回久しぶりに参加して変わったな、と思った点は、
中国、韓国、台湾などの大学からの参加があったことです。
若い学生の参加も増え、英語、中国語などが飛び交いました。

招待講演も、
中国、台湾、韓国、タイ、そして日本からお二人登壇されました。

色彩の世界は、確実にアジア連携が強まっていきそう。
それぞれが情報交換しあって、いい刺激になっていました。

時代の反映を感じたのは、
照明と、ユニバーサルカラーをテーマにした内容。

話題のLED照明は、
今はまだ単に経済効率の利点ばかりが認知されているようだけれど、
その設置の仕方によって明るさ感は変わるし、
目的によっては従来型の電球が良い場合もあるとのこと。

建築基準法では照明は照度(lx)しか規定していないから、
見直した方がよいのではないかな~と思いました。

また、いかに高齢者や色覚異常者にとって見やすい視環境をつくるか。
これは増々重要な研究テーマとなりましょう。

写真は、タイのチュラロンコン大学理学部のPontawee Pungrassamee 先生。

スライドの最初の画面の色と、お洋服の色が一緒で、
しゃれた演出ですね!


随分お懐かしい、お世話になった先生方や仲間にも数名会えることができ、
私もいい刺激を受けました。

新しい教材を購入したので、授業内容もどんどん活性化しなくては!

金環日食から宇宙を感じて

2012-05-21 23:36:29 | トピック

金環日食、ご覧になりましたか?

色彩は光あって見えるもの。
唯一の自然光源である太陽の恩恵を、
私たちは無条件で受け取っているのですね。

そして、お恥ずかしながら、
月が地球の周りを廻る軌道は楕円形であることを、
最近認識しました。

さて、21日朝、私は観察グラスを片手に、
家の近所の陸橋から眺めました。


ちょうど金環になりそうな7時29分頃、
太陽は厚い雲に覆われていました。

その後、時折顔をのぞかせて、
徐々に金環になっているのが分かりました!

次に東京で見られるのは300年後と聞くと、
貴重な体験をしたな~と思います。

太陽と、月と地球。
以前、色彩の授業でたまたま地球の自転の話をしたら、
太陽や月と地球の位置関係を分かっていなかった学生が、
何より感動してました。

小・中学校で、難しい数式や普段使わない英単語を教えるより、
自然宇宙の摂理を分かりやすく教えてほしいものですね。

和服で元生徒さんの披露宴へ

2012-05-20 10:32:23 | 着物
五月晴れのなか、
元カラーコーディネート教室の受講生・夏樹さんの結婚披露宴にお招きいただきました。

髪をセットし、お気に入りの訪問着と、
初卸しの唐織りの袋帯。
絹真綿の芯なので、柔らかで軽くて締めやすい。
バッグと草履は小松屋のもの。

どうしたことか、肝心の着付けが思ったよりダメで、、
自身にダメ出ししながら向かいました。^^);
人様に着付けてばかりで、
自分の着付けがおろそかになっていたことに反省。

夏樹さんの叔母さまも元受講生で、
教室のなくなった今でもお付き合いが続いています。

新郎新婦は学生時代からの長いお付き合いで、
ご主人は弁護士でいらっしゃいますが、
司法試験を突破されるまでのご努力は、
大変なものであったろうと思います。

そして夏樹さんは、ずっとこの日を待っていたのですよね。

ノリで結婚というのもめずらしくない世の中で、
最近にはめずらしいくらい堅実でしっかりしたお二人。

晴れやかなお二人の笑顔が何より嬉しい一日でした。

ジエルネイル・白とピンクのマーブルフレンチ

2012-05-16 22:18:14 | ファッション
久しぶりにカルジェルサロンに行きました♪


いろんなジェルがありますが、

やはり私はカルジェルが好きです。


白とピンク、と色だけ決めて行き、

見本にありました2種類のマーブルフレンチの中間的な色を選びました。


一番濃いピンクはコーラルピンク。

私の大好きな色です^^)/



見本はシルバーのラメラインを引き、ストーンも飾ってありましたが、

着物に合わせる都合もあったので、

今回はなじませる感じでライン無しにしました。


女性らしくて、ぱっと華やいだ雰囲気になりますね。



週末にはカラーコーディネートの元生徒さんの
披露宴に出席予定なので、今から楽しみです!

我が家のマイケル

2012-05-09 21:22:19 | 
先だっての子どもの日、

我が家の茶髪の息子・マイケルに、

折り紙で作った兜を乗せてみました。


お昼寝途中でねぼけていたので、動かずにすみました♪

折り紙の兜も初級から上級までいろいろあるのですね!

折り紙、折れますか?


お呼ばれされたら、準備もお祝いのうち!

2012-05-09 21:13:51 | ファッション

元カラーコーディネート教室の生徒さんの披露宴が近づいてまいりました。

私もお支度の準備をすすめておかないと、、、と、

かんざしを求めに行くと、

和装コーナーにあるフォーマル用のかんざしは、

パールをあしらった似たようなものしかなく、

ちょっと気に入りません。



いかにも和でなくて、ちょっと素敵な感じのものを、
と探しておりましたら、

銀座三越でNew Yorkのデザイナー 、

colette malouf (コレットマルーフ)のヘアアクセを見つけました。

https://www.facebook.com/colettemalouf.jp



繊細なワイヤーワークのお花は微妙なアーチを描き、

ハンドメイドの良さが光ります。


陳列されているのを見たときより、

店員さんが髪にさして見せてくれたら、格段に映える!



で、即決♪



帰宅途中、家の近所の美容院で、

ヘアアップのリハーサルをしました。

こちらは私の母が通っている美容院で、着付けの評判も良いです。

ご近所の口コミほど確かなものはありませんからね^^)


七五三や成人式でも、

必ずリハーサルをしてから本番を迎えるそうで、
丁寧な仕事ぶりはなお、安心です♪



こうやって、予定に合わせて何を着ていこう、

どんな髪型にしようかしらって考え、準備するのは、

面倒くさい、というご意見もあるようですが、、、



相手へのお祝いの気持ち、と言い訳(?)しながらおしゃれするのって、

女の一生のうちの大いなる楽しみで、はありませんか?



「面倒くさい」からは何も生まれないですもの☆

「安いから」ではなく、「信頼」に応える仕事を

2012-05-05 13:25:52 | ファッション
5月3日は雨の中、代々木八幡のフォトスタジオ・nipapoにて、
知人の日本文学者のS先生の着付けと、ポートレート写真撮影でした。
http://www.nipapo.jp/



S先生は大手出版社からご著書の出版を予定しており、

本に掲載するプロフィール写真、

また今後予定されているインタビュー記事などに使える写真も撮りたいとのことで、

和服を2セットご用意されました。



長着はいずれも雅な淡いピンク系。

誂えたばかりの有職文様の袋帯は、はんなりと上品で、軽くて締めやすい。



やはり初卸しの帯締めは、

東雲色に金を組ませた精巧なもので、これも組める職人さんは少ないそう。



高価でデリケートなお品物を扱うときは、

私も絹の手袋をはめて準備します。

(こういうちょっとした気遣いは、お客様から喜ばれ信頼されますね!)



カメラマンは、石原裕次郎さんはじめ、

芸能人を数多く撮られ、受賞歴も多数のベテラン・武内俊明氏。



着物を見て、背景色に若草色を選ばれました。

こまめにライティングの調整をし、モニターで確認しながら進めます。

さすが武内カメラマン、リードが上手!



先生もモニターをご覧になりながら

「楽しい~♪」と上機嫌。



実は仕事に厳しいS先生、感情表現が豊かな分、

お怒りになれば、それはそれはコワい方でもあります^^);



さて、着付けも気に入っていただけて、

撮影も順調で、童女のような先生の魅力を引き出せました!



nipapoでの撮影料は決して安くはありませんが、

私を信頼して撮影を決めて下さったS先生、

またそれに応えて下さった武内氏に感謝です。



先日、激安の高速バスの事故のニュースがありましたが、

価格競争と効率だけを重視した経営は、

やはり破綻していくと思います。



見合った対価をきちんと払う姿勢のお客様と長くお付き合いしたい、

そのの信頼に応える仕事をしていきたい、

とつくづく思うのでした。