イリスの色いろのお話

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花の画家「ルドゥーテ 美花選 展」へ

2011-06-04 23:34:44 | 観劇・アート
渋谷のbunkamura ザ・ミュージアムにて開催中の、
「ルドゥーテ 美花選 展」へ立ち寄りました。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/11_redoute/index.html

ルドゥーテの花の絵、
とくに薔薇はため息が出るくらい精密で、
とっても魅力的。

いわゆるボタニカルアートですが、
優美さは一番ではないでしょうか?

個人的にはブーケやリースの絵が好きです。

女性なら、こんな絵に囲まれていたいですよね。

輪郭線を細かな点で打つことにより、
よりリアルな表現になっています。
ルーペで見ると、本当に細かくて、
気の遠くなるような大変な技術です。

ルドゥーテの絵は、ジョセフィーヌ妃など宮廷婦人の為に描かれており、
今は紛失したり散逸してもうないと思われていたものが、
どこかの王侯貴族が、
思わぬ時にオークションに出したりするのだとか。
人気ゆえ、プロでも入手は大変らしい。

以前、ルドゥーテの本物と複製画を並べて展示してあるのを見たときに、
あまりに複製画が見劣りしたのを覚えています。
(もちろん、お値段も全然違うのですが)

年月が経ち、退色したことを考えると、
複製画の方が、かえって作成当時の色なのかもしれませんから、
あとはお好み?

トラベルジュエリーのように、
本物はしまっておいて、複製画を飾る、のが王道なようです。

でもそれより、ルドゥーテの薔薇が似合うようなお部屋にすることと、
薔薇が似合う女性になるのが先でしょうね^^);

会場は、香りの演出もされており、
要所要所に異なる花の香りがしていました。

本日は夏の予告みたいな1日でしたが、
ほっと優雅に過ごせました。

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