堀切菖蒲園

私のブログの友人である勿忘草さん・コスモスさんお２人に素敵な菖蒲の写真を見せられた。私は我慢できず傘を持って、さっそく日暮里駅から京成電鉄に乗り換え「堀切菖蒲園」へ向かった。
この地に於ける花菖蒲の歴史は、一説では室町時代に堀切の地主が各地の花菖蒲を収集し、自分の庭に植えたのが始まりともいわれている。春信、広重の錦絵や名所案内や紀行文にもこの地の菖蒲園のことが記され、江戸時代には、広く知られていたようだ。
戦前までは何箇所もの菖蒲園が存在したが、戦後の事情から閉園・廃園により菖蒲田は埋められ、現在では殆どがが住宅地に替わってしまった。現在の菖蒲園は昭和34年東京都に買収され、翌昭和35年から都立堀切菖蒲園として公開された。その後、昭和50年には葛飾区に移管され現在に至っている。
花に疎い私だが、美しい花を眺めれば心は和む。花を育てるテクニックも身に付けていない。花の名前もあまり知らない。だが眺めて満足するのも花の楽しみ方だと居直っている。