バス〈共通〉カード

私は今まで「バス〈共通〉カード」を利用してきた。
このカードは、東京・神奈川・埼玉・千葉の一都三県に路線を持つ主なバスや都電で共通して利用できる便利なカードである。
通常発売されているものは、1000円券、3000円券、5000円券の3種類があり、それらのカードにはプレミアが付いていて、いつでもバス車内で購入できた。
5000円券では“5850円”分も乗車できる。前払いとはいえ、金利が安い今の時代に、17％も余計に乗れのだから大変有利である。
ところが最近、そのバスや都電にも“Suica”や“PASMO”が導入された。確かに、鉄道とバスのカードが共通化され、読取り部にタッチするだけで済むのであるから、従来のカードを通す方式よりは便利になる。だが料金の面から考えると、有利な「バス〈共通〉カード」の使用も捨てがたい。
今後このカードの販売は中止されてしまうのだろうか？　些か気になるところである。