「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

羊蹄山の登山記録 8月26日<1> 山歩きらしさとは 

2006-08-27 23:33:25 | 羊蹄・ニセコ周辺の山々
【写真:亜麻畑(下山時の撮影)】

京極コースの登山口には「亜麻畑」が広がっていた。北海道での栽培は40年ぶり。かつては繊維の原料で、今は健康食品として油を抽出するとの看板があった。予期せぬ出会いは旅の収穫だ。

 【写真:亜麻の花】

6時に入山し、7時45分に5合目。
ここまでは、森というより林をひたすら登る。
4合目を過ぎてから、札幌近郊の無意根山、余市岳、恵庭岳、樽前山、徳舜瞥山がよく見えるようになり、救われた。
定山渓天狗岳の背後には手稲山も。林立するTVの鉄塔までわかる。手稲山から羊蹄山が見えるので、お互い様、当たり前ではあるが・・・
年齢のせいで、新聞の字は霞むが、遠くのものはよく見える。もっとも子供のころは視力2.0だったが・・・
       
【写真:無意根山】       【写真:定山渓天狗岳(右) 手稲山(左奥)】

ここから8合目までは、ダケカンバなどの低木のトンネルをひたすら登る。
路も狭い。おまけに急登。
9時20分に8合目。ようやく稜線、ガレ場に出て山登りらしくなる
空が近い。花もある。イワギキョウ、エゾオヤマリンドウだ。秋の気配。
    
【写真:イワギキョウ】   【写真:エゾオヤマリンドウ】

しかし、山容・山頂がが見えないままの直登。
9合目の標識を過ぎると、突然と外輪山の稜線に出る。10時10分。
「えっ!着いたの?」という感じ。
山頂は左に歩いて5分。
          
【写真:京極ルートの外輪山到達点】  【写真:山頂】

標高差1473m。汗はたっぷりかいたが、意外と平常心で登る事が出来た。
登山路は良く整備されていて、地元関係者の愛情も伝わってきた。
が、ちょっと変化に乏しく単調。地元の人のせいではないが・・・
僕の好きな登山路って、どんなコースなのかと、初めて考えた。
沢(川)があって、山腹にとりつき、稜線に出る。
札幌近郊の山だと、砥石山、手稲山、春香山など。
変化があると発見もあり、感動も増すということか。









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