「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

藻岩山のエゾハルゼミ

2013-06-16 16:54:35 | 藻岩山

蝉時雨の大合唱が降り注ぐ初夏の藻岩山。

おそらく数百人が登っていた。本日は満員盛況。

先日、新聞のコラムで昆虫学者がエゾハルゼミについて書いていた。

「氷河期に日本列島にやってきて、温暖化で本州では高地だけに残り、北海道では平地の森で生息」とのこと。

なかなかドラマに満ちたセミなんですね。

体長3センチあるかどうかの小さなセミで、けたたましい大合唱の割には、目につかない。

頂上の梢でようやく見つけた。しかも3匹一緒に。

観察の結果、雄2匹・雌1匹と推定する。

氷河期から続く遺伝子を残す生存競争・・・

エゾハルゼミが3匹

 

6月中旬に登ることは稀のためか、初めてオオヤマオダマキが咲いていることに気づく。

大柄だが、控えめな風情。

大勢の登山者に気づかれることもなく、そっと咲いていた。

オオヤマオダマキ

オオヤマオダマキ

 


ヨコスト湿原のシロスミレ

2013-06-16 13:59:06 | 自然公園/原野/海浜

                                 センダイハギが夏を告げるヨコスト湿原

2013年6月15日 ヨコスト湿原(白老町社台):

 

午前中は雨模様なので、山はあきらめ、花旅へ。

白老町の海岸線に残るヨコスト湿原に咲くシロスミレが見たい。

5月末が見ごろらしく、はたして咲いているかしらと一抹の不安も。

センダイハギが黄色い絨毯を敷きつめ、湿地に初夏の風が吹く。

目を皿のようにして探したところ、

ぽっと浮き立つように、白い花弁が優しく微笑んだ。

一時間ほど歩いて4株と出会う。

感謝。

シロスミレ  思っていたより小さくて可憐な花でした

 

ハマエンドウ

ヒオウギアヤメ

エゾイソツツジ

ツバメ