「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

ヒメギフチョウ

2006-06-06 21:11:53 | 増毛・樺戸の山々
初めて見たのに、わかることがある。
オオルリ」が、そうだった。もう20数年も前のこと。
背が濃い青、腹が白。図鑑で毎日のように見ていた。
「あっ、オオルリだ!」
20代の頃、円山公園で見た青い鳥は、一目でオオルリとわかった。
今、当時の図鑑を見たら「昭和58年5月 円山」と初見の月が明記されていた。

2日前、ピンネシリで初めて出会った「ヒメギフチョウ」も、そうだった。
蝶にあまり関心ないのになぜ、わかったのだろう。
答えはテレビのニュース。栗山町のファーブルの森とか、旭川の嵐山公園。
脳裏に残ることの不思議さ。潜在的な興味があるからだろうが・・・

幼虫がオクエゾサイシンの葉しか食べないというのは、大雪山のウスバキチョウとコマクサの関係に似ている。自然はなぜ、こういうシステムを創ったのだろうか。
 (オクエゾサイシン:05年6月5日・浜益村の黄金山で撮影)