四季・めぐりめぐりて

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神川町・大塚稲荷古墳

2024年05月24日 | 古墳

埼玉県神川町の青柳古墳群南塚原支群の中で一番大きな古墳である
  『大塚稲荷古墳』(おおつかいなりこふん)
を訪ねてきました


名 称:大塚稲荷古墳(おおつかいなりこふん)
別 称:南塚原1号墳
墳 形:円墳 段丘3段 上・中段に葺石
規 模:径40m、高さ6.5m 埋葬施設:両袖式と思われる横穴式石室 全長が11.2m
築 造:6世紀から7世紀
出土品:円筒埴輪や人物・馬などの埴輪
指 定:神川町指定史跡(名称:大塚稲荷古墳 平成14年〔2002〕5月31日指定)
所在地:埼玉県児玉郡神川町大字新里283


なお青柳古墳群は 昭和44年(1969)10月1日 埼玉県選定重要遺跡 に選定されています。


北側の墳丘裾に設置の 「青柳古墳群南塚原司支群」説明版 と 標柱「町指定史跡 大塚稲荷古墳」


説明板
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   青柳古墳群南塚原支群
南塚原支群では 73 基の古墳が確認されている。これらの古墳は、今から 1400 年程前の 6 世紀から7世紀
中頃にかけて、次々に造られたものであり、結果として小規模な古墳が多数密集する群集墳を形成した。
昭和 44 年の北部用水工事および昭和 62 年からの土地改良事業などに伴って 38 基の古墳が調査された。
調査の結果、ほとんどの古墳が径 15~20 メートルの円墳で、埋葬施設は横穴式石室である。石室を補強
するため、石室を取り囲むように控積みを設けるものが多い。
副葬品には、直刀・鉄鏃などの武具、馬具、勾玉、耳環などの装身具、須恵器がある。10号墳は、ほぼ未
盗掘の状態で、多くの副葬品が出土した。墳丘いは、河原石を積み上げた葺石がめぐり、円筒埴輪や人物
・馬などの埴輪が並べられた。
支群中で最大規模を誇る大塚稲荷古墳は(1号墳)は、径 40メートル、高さ約 6.5メートルの円墳である。
また、9 号墳は唯一の前方後円墳で、全長約 24.5 メートル、高さ約 2.5 メートルである。
古墳を造った人々が居住した所としては、中道遺跡が想定できる
 平成7年3月(平成26年11月改修)

                                  神川町教育委員会
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北側道路から


北東方向から


東方から


南方から


南方から更に近づき


墳丘にある『稲荷社』


北西方向から

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