四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

境塚古墳(群馬県藤岡市)

2023年10月28日 | 古墳


藤岡市白石地域(旧平井村)には国指定史跡白石稲荷山古墳をはじめとして沢山の古墳が存在し、
白石古墳群を形成しています。
そんな白石古墳群に属してはいないほぼ無名の古墳「境塚古墳」を訪ねてきました。

名 称:境塚古墳(さかいづかこふん)
別 称:平井村606号墳
墳 形:円墳
規 模:径23.0m、高さ3.5m 埋葬施設:両袖式横穴式石室(截石切組積み)
築 造:不明
出土品:不明
指 定:ー
所在地:群馬県藤岡市白石字根岸

無名(失礼)とはいえ地図には載っていましたのでナビを頼りに当該場所に着くと、緩やかな斜面
に墳丘と思われるものがありました。しかし、古墳を示す標柱も説明板もなく、雰囲気的には現在
の墓地でしたので、まさかここが境塚古墳とは思えずに付近を更に捜すも、ナビはここに誘導して
きます。3度目くらいだったでしょうか、取り合えず確認してみよう墓の方から回り込んでみたら
何と玄室の開口部があるではないですか。予めどこかのサイトで写真でも探してみておけばこんな
失敗はなかったのですが・・・まあ、毎度のことですので。


西側の道路から見る墳丘
墳丘の北側は墓地でいくつもの墓石があり、なるべく墓石が入らないように撮ったものの幾つかは
入ってしまいました


南側から


墳頂の石祠


墳頂から少し下がった南側に石室の開口部を見つけました
下(道路上)からでは見えませんでした


位置的にはこんな感じです


羨道部は破壊されて消失されているいるようです
土砂が玄室の開口部まで迫っています


玄室内です  
奥壁に「明治四十三年 二月六日  ??  古物ナシ」と落書(切り込み)があります。
単なる落書きなのか何か意味があるのか?


落書き?の部分を画像処理してみました


左側壁


右側壁

散策日:令和5年(2023)10月25日(水)

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