四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

第62回寄居北條まつり

2023年05月22日 | まつり・イベント

天正18年(1590)、豊臣秀吉の指示によって小田原攻めが始まりました。それは今から433年前の
ことでした。本城である小田原城は10数万余の兵に囲まれ、支城は次々と落とされていきました。
北條氏邦の鉢形城も同年5月13日、豊臣方の前田利家・上杉景勝ら北国勢35000(その後、加勢を得
て50000)に包囲され、鉢形勢は城兵3500をもって籠城しましたが、1か月後の同年6月14日、城兵・
領民の助命を条件に開城し、氏邦は前田利家の預かりの身となり、金沢の地で没しました。
この鉢形城での攻防戦が戦国時代の終わりを告げる合戦でした。

そんな鉢形城の攻防戦を再現した「第62回寄居北條まつり」を見学してきました。今まではパレー
ドを含めての見学でしたが、今回は攻防戦のみの見学としました。
コロナ禍の影響で通常の開催は4年ぶりでした。一応昨年は開催されましたが、春の予定が秋に延
期されたうえ、規模も縮小し、パレードは市街地を避けて行われました。


鉢形城笹曲輪跡の「寄居北條まつり」の看板とのぼり旗
ここから正喜橋を渡って玉淀河原に向います



陣太鼓 武蔵流東松山太鼓 
もうひとつ太鼓のチームがありました。初めて聞いた名のチームでしたが名は失念



幾つもの大砲が鉢形城(跡)に向けて置かれています


武者隊が勝鬨を上げたり、三献の儀が行われる舞台です。昨年は攻防戦エリアの正面に設けられていて
攻防戦見学の邪魔をしていましたが、今年は攻防戦エリアから離れた場所に設けられています


寄居駅前を出発し市街地をパレードしてきた武者隊が攻防戦が行われる玉淀河原にやってきました
先頭は鉢形城主北條氏邦公 副議長が扮した年もありましたが、原則として毎回寄居町町議会議長が扮し
ています
武者隊の全部は紹介できませんので初参陣等の武者隊を中心にいくつか紹介したいと思います



いては八王子城主北條氏照公のようです 八王子城北條氏照隊の方が扮しているようです?


小田原北條氏初代北條早雲(伊勢宗瑞)公 被っている頭巾から間違いないでしょう
扮しているのは小田原北條手作り甲冑隊の方でしょう?


勝鬨を上げる北條安房守氏邦隊の寄居町議員団隊


応援部隊の 小田原北條手作り甲冑隊  
北條氏の本城にも関わらず後ろ姿の写真1枚だけでごめんなさい


応援部隊の 八王子城北條氏照隊  北條三兄弟の一人


八王子城北条氏照隊  鉄砲の銃口に何か付いていますネ 実はこれには仕掛けがありまして・・・


こちらも八王子城北條氏照隊


勝鬨を上げる応援部隊の 箕輪城手作り甲冑隊  箕輪城は色々な武将が城主となりましたが北條氏邦も
その一人  毎回参陣しています


応援部隊の 滝の城隊(所沢市)  北條氏照の八王子城の支城だったようです


応援部隊の ときがわ小倉城隊(ときがわ町)  国指定史跡比企城館跡のひとつ小倉城跡のPRに色々
な面から頑張っているようです  寄居北條まつりには初の参陣



応援部隊の  嵐山鉄砲隊  旗指物の絵は嵐山町の公式マスコットキャラクターの「むさし嵐丸」
甲冑の胸の紋は「笹竜胆」 畠山重忠とともに嵐山町ゆかりの鎌倉武士である木曽義仲の家紋ですね
寄居北條まつりには初の参陣



上杉景勝隊には Honda埼玉隊 まあ寄居町にはホンダの工場がありますからネ


真田昌幸隊  上州沼田手作り甲冑隊の皆さん  
寄居北條まつりには初の参陣です 左から2人目は幸村公か?


イベントと言えばどこでもこんな状況です 


寄居町長 町議会議長 観光協会会長のご三方で 息を合せて 3・2・1・・・


鉢形城跡の上空に狼煙が上がりました


伝令  ご注進! ご注進! わが鉢形城 豊臣連合軍に包囲されました 合戦の準備を!


三献の儀  長柄所役を務めたのは三鱗会のお嬢さんとのこと


セレモニーに気を取られていて攻防戦見学の場所取りをしてなかったものですから、攻防戦が始まった時
は既に場所がなく・・・


見物客の前がこんな状況では攻防戦が見られません


川の中に架けた橋の上で今回も一騎打ち お約束通り川に落ちました


残念ながら今回も攻防戦を見られず早めに帰陣しました 

見学日:令和5年(2023)5月21日(日)

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