西別府氏の居館跡跡とされる場所を訪ねてきました。
別府氏は成田氏の一族で、成田助高の二男次郎行隆が別府に住み別府氏を名乗るようになりました。その子太郎能幸は東別府を、西別府氏初代となる
次郎行助は西別府を領し、この居館には、西別府氏初代行助から5代頼重までが居したようですが、頼重あるいはその2代後の宣重の代以降は系図の
記載がないとのことですので、その後、居館がどうなったかは、また、西別府氏がどうなったかは不明のようです。
居館跡と言っても畑の中に石碑と小さな祠があるだけで遺構らしきものは何もありません。色々な方のサイトを拝見しても所在地については、
西別府とまでしかないうえ、目立つ場所でもない場所に石碑が建っているだけのことから見つけるのに苦労しました。
付近はこんな感じですので、うっかりすれば石碑を見落として素通りしてしまいそうです。
石碑の周囲は畑です。興味ない人には畑の中に祠があるなくらいにしか思わないでしょう。
この西別府氏館跡のすぐ東にある安楽寺に県指定史跡の西別府氏の墓所があり、大小ニ基の五輪塔と三基の板石塔婆で、そのうち塔婆の一つは頼重のものとされています。
安楽寺にある墓所については後日投稿しますが、安楽寺のすぐそばに、この西別府氏館がありながらもそれぞれ別の日に訪ねるという非効率的なことをやってしまいました。
(折角ですから安楽寺も再訪しましたが・・・ここに限らずいつものことですし、1度では用が足りず再訪、再々訪することさえあるくらいですから)
散策日:2017年(平成29年)1月26日(木)