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四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

関東灘

2016年10月29日 | まち歩き
「武蔵の小京都」と呼ばれる小川町。その小川町は「関東灘」の異名ももっています。埼玉県には現在35の蔵元があるそうですが、うち3軒の蔵元が
埼玉の片田舎と言われるこの小川町にあります。3軒という数は、多いのか少ないのかは微妙ですが、決して少ない数字ではないと思います。
本日の散歩で、そんな町内3軒の蔵元を回ってみました。酒類は余程のことがない限り飲まないし、飲んでもほんの少量の私ですから、
清酒を購入するためでも、酒蔵見学でもなく、単に写真を撮るためだけの目的でした。下の3枚が本日撮った蔵元の写真です。




武蔵鶴  武蔵鶴酒造株式会社  創業 1819年(文政2年)




帝松  松岡醸造株式会社  創業 1851年(嘉永4年)




晴雲  晴雲酒造株式会社  創業 1902年(明治35年)

と、以上3つの蔵元が現在あるわけですが、実はもう二軒造り酒屋がありました。




もう二軒のうちのひとつ
力石(ちからいし)  株式会社細川商店  創業 1899年(明治32年) ※ 日本酒醸造は明治38年から

20数年前に大型酒類専門店、所謂お酒のディスカウントストアに変わりましたが、その後は通販でのみ「力石」を販売していたようです。
しかし、そのディスカウントストアもなくなり、現在はその跡地に ※屋※兵衛 なるファミレスがあります。
この写真は、力石こと細川商店のあったすぐそば(前と言ってもよいかもしれませんが)の街路灯につけられた看板ですが、つい最近気づきました。
「清酒 力石」で検索しますとまだホームページが残っていますが、いつ廃業したのかまでは分りません(廃業していないかもしれませんが)
冒頭で述べたよう埼玉県には現在35の蔵元がありますが、この35の中に力石・細川商店の名はありませんのでやはり廃業(あるいは転業)したのでしょうね。
 
そしてもう一軒は
菊泉  滝澤酒造株式会社  創業 1863年(文久3年)
で、現在の小川町で創業しましたが1900年(明治33年)深谷市に店舗を移しています。
このように全部で五軒の蔵元があったわけですが、株式会社細川商店が日本酒の醸造を開始したのは、滝澤酒造が深谷市に移転した後のことですので、
同時に五軒の蔵元があったということはなく、
1900年までは  ●武蔵鶴 武蔵鶴酒造  ●帝松 松岡醸造  ●晴雲 晴雲酒造  ●菊泉 滝澤酒造  の4軒の蔵元
1905年からは  ●武蔵鶴 武蔵鶴酒造  ●帝松 松岡醸造  ●晴雲 晴雲酒造  ●力石 細川商店  の4軒の蔵元 です
小川町には、そう遠くない昔には蔵元は4つもあったということを書きたかったばかりに、現存する3つの蔵元を回ってきたわけでして・・・

散策日:2016年(平成28年)10月29日(土)

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