四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

山王古墳群(埼玉県嵐山町)

2020年06月09日 | 古墳


名 称:山王古墳群(さんのうこふんぐん)
別 名:-
墳 形:円墳 
規 模:径20m未満の小規模の古墳群
築 造:古墳時代後期(6世初め~7世紀半ば)
出土物:-
指 定:嵐山町指定史跡(名称:山王古墳群 昭和60年(1985)12月1日指定)
所在地:埼玉県比企郡嵐山町大字千手堂字山王

嵐山町大字千手堂地内に所在する『山王古墳群」を散策してみました。
菅谷館跡周辺の鎌倉街道上道の道筋は3ルート以上が提唱されていますが、その一つのルート沿い
に山王古墳群はあります。



『山王古墳群』説明板




右の石碑は昭和33年に建立された「鎌倉街道碑」
左の看板は「オオムラサキの森説明・案内図」ですが、この背後に、延長約200mのくぼ地があ
り、鎌倉街道上道跡の掘割状遺構と言われてきたところですが、発掘調査の結果、掘割状遺構では
なく城(菅谷館)の堀跡ではないかとの結果に至ったようです。
中央の小道の両側に古墳群はあります。




小道東側部分に多くの古墳が展開していますが、この古墳群の雑木林は「オオムラサキの森」とな
っていて、入場できるのは、土日と祝日のみです。




各古墳には【〇号墳】と番号が付されているようですが、それを示す資料の持ち合わせがありませ
んので説明できません。
なお。写真の中に数字が書かれた杭がありますが、これは「オオムラサキの森」の観察杭で古墳と
は関係ないようです。




現在何基の古墳が残存しているか分りませんし、こうした藪状態ですので撮れる範囲で撮ったもの
を掲載しておきます。








撮影日:令和元年(2019)12月1日(日)