土日は文句なしの登山日和。
土曜日は昭文社の地図調査で地元宝沢から長峰林道を通り西蔵王放牧場までの調査。
葉を落とし始めたこのコースは私のお気に入りのコース。
数年前までは忘れられてた古道だが、先人が往来した見事な道がしっかりと残っている。
通称「タケノコ平」から眺める雁戸山。
所々で現れる見事な紅葉も目を楽しませてくれた。
この道は山形市の宝沢地区から瀧山の山腹を通り蔵王温泉へと抜ける「長峰林道」と呼ばれるコース。
宝沢から私が生まれた西蔵王の小さな村もこの道を往来して交流を続けてきた。
私の祖父からもこの道を通って宝沢に行った話はよく聞かされた。
道のそばには幾つかの炭焼きの跡があった。
人通りの全くないこの道の真ん中でお弁当を広げて頭上に広がるブナの紅葉を見ながら耳をすます。
緩やかな風がブナの葉を落とし、カサカサと音を立てまるで存在感をアピールしているかのよう。
この時期にだけ楽しめる私にとって至福の時である。
道の合間から生まれ育った私の村が見えた。
ここのブナ林は月山にも負けないくらい素晴らしい様相。
この斜面に見覚えがある方は多いのでは。
放牧場に妻から迎えに来てもらい本日の調査は終了。
葉を落としたこれからが楽しめるコースです。
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