


事故は誰もが起こしたくて起こすわけではない。
しかし起きた事故を検証し、対策を話し合い、共有する事はとても大事な事です。
東北山岳ガイド協会でも、昨年と今年にも事故が数件発生しております。
今回の危急時対応研修では、それらの事故を自分ならどのような行動対応を取るのか考え、幾つかの答えを導き出す。そこで皆と検証して最終的な答えを出してみる。
これを行う事により、いざ事故が発生した場合に冷静な判断をするトレーニングにもなるのです。
その後背負い搬送の色々と、梱包搬送の色々を、全て皆でやってみる。
見ている方は無しで、必ず全員がやって見る。
午後からはコエド越え中腹まで上がり、実戦形式での背負い搬送。
道はぬかるみ倒木2カ所、片斜面のリスキーな登山道を四苦八苦しながら慎重に。
それでも時間が経つにつれスムーズに安定した背負いになり、声の指示も的確になって来る。
やって見てわかる事、足りないものが分かって来る。
今回研修会に参加した7名のガイドさんは、技術を学ぼうという意欲も強くとても優秀な方々。
本当に充実した時間で、あっという間の9時間でした。
8月には渡渉技術研修を行いますので、また皆さんお会いしましょう。