山形市内は雪の積もる気配さえないのだが、ここ月山エリアは別世界です。
当初予定していたキャットツアーは、まだ積雪が少なく稼働出来ないためハイクでのツアーに変更させて頂きました。
10日は湯殿エリアへ。
上部は柴も気にならない快適なバーン。
最初は少し湿った重い雪だったが、時間が経つにつれとても軽い滑りやすいパウダーに変わった。
とにかくこのツリーの間隔と雪が最高のごちそう。
滑り終わったあとはこんな笑顔になってしまいます。
昨日よりも更に標識が近づきました。
10日参加の皆様お疲れ様でした。
今年最初のツアーが無事安全に楽しいツアーが出来た事皆様に感謝です。
11日のツアーは、典型的な西高東低の気圧配置でとにかく軽い雪が降り続けた。
10日のスタビリティーテストではECT(エクステンデッドコラムテスト)で30㎝と60㎝で綺麗に伝播したが、11日のECTでは60㎝で素早く伝播しせり出してきた。
これはもっとも注意すべき雪の状態。
軽くシャベルで刺激すると前面にスッと出てきた。
これだけ綺麗に伝播すると、広範囲の雪崩が発生する可能性が高い。
チルト、シャベルコンプレッション、ECTと3つのテストを行う事でより正確な情報を得ることが出来る。
雪の情報は絶対です。
感覚で冬山に入る事ほど危険な行為はありません。
テストを踏まえたエリアでパウダーを楽しむ。
久しぶりのこの感覚。
ようやくシーズンインした感じですね。
I山さんウエアが目立って滑りも映えます。
I垣くんドンマイ。
月山パウ初体験のT石さん。
夫婦で2日間参加頂いた、T橋さん。
O谷くんも月山BCパウ初体験。
洗礼を受けたようです。
11日ツアー参加の皆様お疲れ様でした。
雪が降り続き雪が落ち着かない状況は、まだまだこのエリアのリスクが高い。
沢も埋まらず流れもあるため、雪崩同様こちらもリスクが高いです。
このブログを見て月山に入られる方もいらっしゃると思いますが、まだまだ例年には届きません。
沢、ブッシュ、雪崩に十分注意して、決して無理をせず入山して頂くようお願いします。