8月の6-7日アルパインツアー様の依頼で鳥海・月山のガイドへ。
初日鳥海のガイドを終え、2日目の月山も月光坂を下ればツアー終了と言う時に事故は起きた。
先行していた白装束のグループが金梯子の所で停滞、聞けば梯子から滑落したとの事。
お客様に待機して頂く了承を得て、アルパインの専属ガイド阿波さんと現場へ。
グループに看護婦の方がいて、額の裂傷の止血は済んでいて、意識もしっかりしている。
しかし、ショックでとても歩ける状態ではなく、一通り確認したが頭も打っている可能性も濃いことからヘリを要請。
現場が梯子の中腹なため、とりあえずヘリが救助しやすい所まで、ザック搬送で降ろす。
ザイルで確保しながら、約50メートル降ろし小さな広場に着いたと同時にヘリも到着。
後はあっという間にヘリに収容され、救助隊の手際の良さに感心しきり。
と、こんな事で本日お神酒と御礼状が届いた。
日頃から定期的な訓練が、いざという時に役に立つ。
そしていつそんな現場と遭遇するかは、分かりません。
もし一緒のグループで出掛けた仲間が、怪我や重大な病気が発症したら・・・
一般に登山を楽しむ方もせめて救命講習会は年に一回受講することをお勧めします。
アルパインツアーの阿波さんありがとうございました。
また一緒にガイド出来る事を楽しみにしております。