AKB48の旅

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神曲

2013年07月05日 | AKB
「風吹新規」の身として、どうしても分からないものが、神曲のリアルタイムの感触。例えば世評的にAKBの代表曲だろう「ヘビロテ」そして「会いたかった」、私的に神曲認定の「10年桜」と「言い訳Maybe」は、初披露の時にはどういう風に聞こえたのだろう。繰り返し視聴後には、それがどのように変わっていったのだろう。

もちろん、ここまでファンになる以前に、これらの曲は聞き知っていたけど、受け身の無関心、どころかむしろ消極的悪意状態では、心には何にも届くはずもないし、実際届かなかった。今現在から振り返るから、神曲認定なんてことが可能になるけど、意思を持って正面から聞こうとしない限り、進んで知ろうとしない限り、そもそも神曲などというものが、存在できるはずがない。

とま、前振りはさておいて、そして世評はまだ固まっていないようだけど、フライングとは思わない。私的に「恋するフォーチュンクッキー」を神曲認定することにした。

最初に聞いた時は、イマイチピンとこなかった。たぶんこれまでとは曲調が違いすぎたんだろう。さっしーがセンターという攪乱情報も効いてたかも知れない。さっしー当人もそうだったようだけど、ちょっと身構えてたかも知れない。けれども何回かリピート再生するうちに、何かじわじわ来るものがあった。

そして、これは嘘偽りなく、と念を押しておくけど、気が付いたら100回以上ヘビロテ再生してた。まったく飽きないどころか、繰り返すほどに好きになって行く。暖かく、柔らかく、心地よい。あんまり分析的に書きたくない気分だけど、歌詞がとても良く練られていることが伝わってくる。穏やかな前向き、控えめな幸福感、さわやかな言葉の響き。

こんな体験は初めてのこと。これが神曲に出会った、そのリアルタイムの感触なんだろうか。