AKB48の旅

AKB48の旅

CX 「AKB48選抜総選挙感想戦SP」

2013年07月20日 | AKB
いつもの顔ぶれとは言え、出演者を肩書き付きで見渡すと、「評論家」中森明夫、「漫画家」小林よしのり、「光文社編集長」青木宏行、「東大教授」本郷和人、「評論家」宇野常寛、「評論家」濱野智史と、なかなかの壮観。どんな思想、あるいは社会情勢の討論会なんだという。

まあ、ある意味その通りというのは、私的には既述だけど、実際の討論の内容はというと、ほぼ袈裟の下に鎧の如く、ヲタ気質全開だった。本郷氏が高城さん、宇野氏が横山さん、濱野氏が島崎さんヲタであることは人口に膾炙してると言うと大げさか、まあそんなところだし、小林氏がアンチのフリをしたさっしーヲタであることも間違いないところ。それぞれが、推し目線から語ってた。

それはそれで楽しかったし、実際見ていて、何度か声を出して笑ってしまった。そういうオモシロさはあったし、一方で、鋭い指摘もされていた。本郷氏が、64位以内にさえ入れない、真の「非選抜アイドル」の行く末を慮った上で、リア充にしてイケメン彼氏ができて欲しいと語ったのは、それ自体が「東大教授」という肩書きも含めて、イケメンな発言だったと思う。

小林氏が、さっしーの1位を受けて、大衆のリテラシーが低い旨の発言をしてて、そういう発想って、ご自身がかつて批判してたもんじゃないかと思ったし、また、宮澤さんのSNH一本で行くというスピーチに対しても、やはりかつての「純粋真っ直ぐ君」という枠組みで語ってて、なんというか、こういうと失礼極まりないんだけど、これが老いということなのかなと。

中森氏が、これまでのスタンスを微妙に変えてきてたようで、「大いなる意思」だっけか、私的に言うところの「無への跳躍」、「集団的無意識」に近似したと思われる着眼点を語っていて、ちょっと不思議な感じがしたかな。ラスト近くの総括的な語りの内容にしても、宇野氏よりも、ある意味本ブログに親和的だったかも。