「あなたさあ、大好きなラーメンズ本公演、見に行ったんだって?」
「見に行ったぁぁぁぁ。良かったなあ~」
「どんな出し物だったの?」
「人間Aが、任意のX地点において突発的に激しい妄想に取り付かれ、想像上の任意のX地点に、これまた想像上の任意の人物Yを誕生させ、それに付随する任意のα・β・γ・δ・ε・ζ・η・θ・・・を作りだしたなら、人間Bの役割は、付随したηになり、人間Aの掛け声と共に中心軸に対して斜め45度に直進し、更に、付随したθの落下した頭を任意のP地点まで移動させ、最後には、真っ赤なγの後部席Zに乗り込むハメになる」
「・・・・。それって面白いの?」
「うん!!最高!!」
「そのほかは、どんな内容なの?」
「積み木とあやとりと着せ替え人間・・みたいなモノ」
「・・・・・・・。」
「見に行ったぁぁぁぁ。良かったなあ~」
「どんな出し物だったの?」
「人間Aが、任意のX地点において突発的に激しい妄想に取り付かれ、想像上の任意のX地点に、これまた想像上の任意の人物Yを誕生させ、それに付随する任意のα・β・γ・δ・ε・ζ・η・θ・・・を作りだしたなら、人間Bの役割は、付随したηになり、人間Aの掛け声と共に中心軸に対して斜め45度に直進し、更に、付随したθの落下した頭を任意のP地点まで移動させ、最後には、真っ赤なγの後部席Zに乗り込むハメになる」
「・・・・。それって面白いの?」
「うん!!最高!!」
「そのほかは、どんな内容なの?」
「積み木とあやとりと着せ替え人間・・みたいなモノ」
「・・・・・・・。」
解読に ご協力ください。」
「お・・yo-ちん君、久しぶりだね。あ、ちょっとそこのセバルコスS3取ってくれる?
このサラダにかけて食べるんだ。」
「先生、相変わらずですね。それで、そのお題はね、人間Aが、任意のX地点において突発的に激しい妄想に取り付かれ、想像上の任意のX地点に、これまた想像上の任意の人物Yを誕生させ、それに付随する任意のα・β・γ・δ・ε・ζ・η・θ・・・を作りだしたなら、人間Bの役割は、付随したηになり、人間Aの掛け声と共に中心軸に対して斜め45度に直進し、更に、θの落下した頭を任意のP地点まで移動させ、最後には、真っ赤なγの後部席Zに乗り込むハメになる・・ていうラーメンズの本公演を文章化したものなんだけど・・。」
「実に面白い!僕は、実はラーメンズのファンなのだよ。
付随したηのがしゃんがしゃんがしゃーん!
直進の45度、あれはよかったな。
ηなのに夢のようだ。θは遊んでくれたしね。
僕が好きな直方体も有効に活用されてたしね。
3対4対5くらいの直方体だよ、一番好きなのは」
「そうだったんですか!?さすが先生!
で、先生は今、どんなご研究を?」
「積み木で作成可能な空間δの角度と
あやとりの糸の交差する全角度の和の計算式と
五重塔を効率的に着せ替える為の立体図形の展開図の作成と・・。」
「先生、もしかして、あのTOWERの監修してらしたのね!?」
「あはは、実はそうだよ。あの裏の階段を上ってゆくと行き着く先は、TOWERの・・。」
「TOWERの、どこなんですか?」
「向こうの世界だよ、非常口に鍵がかかってなければね。」
「最高!」
ジョルダンのハイヒールを脱ぎ、セリカから流れてくるマイケルジャクソンの「ビリージーン」をバックミュージックに、ミニスカートが腰のあたりまでめくれ上がるのを、気にする事もなく、私は、鉄柵を乗り越え、向こう側の世界へと、降りていった。
1Q84より