昨年12月に本多劇場で拝見した作品とは、違っておりました。
とても、とても、見やすくスリム化されていて、鑑賞者を大事にし作品の完成度を高める為の努力を惜しまず、仕事に対する真撃な姿勢が垣間見れた、そんな作品に仕上がっておりました。
また、ma-ちん自身にもちょっと気持ちの変化があったかもしれません。
ももという猫を飼い始めたコト。
つい最近[火花]を読んだコト。
ma「yo-ちん、高野のバイキングでお腹一杯にしたら、一番前の真ん中の席で二人して爆睡かますかも・・」
yo「うーーん、それはマズイなあ。でも、高野のバイキング行きましょう」
という状態で会場に入ったのですが、うすうす分かっていた内容なのに、どんどん引き込まれてあっという間に終了。
ポツネン氏が愛でた白いタコみたいな生き物との日々のやり取りは、とても実感があり、[もも]と対比してしまう。
いつも、眠くなる賢太郎の指のパフォーマンスや、同じ動作を連打する行為も(いつもこちらが呆れるほど何回もする)とても簡素化されていて、びっくり。
賢太郎の納得度と我々見る側の限界度がピタリと一致した完璧なポツネン氏でした。
最後の挨拶で
賢太郎「こんなボクを探してくれて見に来てくれてありがとう、皆さん、お友達いないでしょ」
なんて、ぼけかましていたけど、賢太郎を好きでいる我々は、大きな芸能界の中では、本当に希少価値な存在なのかも知れない。
そんな賢太郎は[火花]の主人公の敬愛する師匠にほんの少し被ってみえる。
「賢太郎さん、あなたは、友達いますか・・・」
ほんとうに今回はフルーツバイキングでマンゴークレープにアボガトご飯とピザとプルコギ、ピーチパフェ、ショートケーキ、チョコアイス、サラダ、パン、ナポリタン・・
と大量に食した直後でも、全然眠くならず、逆にお腹満杯と賢太郎満杯、友達一杯の三重苦の反対、三重の幸せを満喫したのでありますよ。
賢太郎の描くひとつひとつのイラストや造形したチョウチョなどの作品が愛しく、手の動き、身体の動きが美しく、うっとりしちゃいました。
うん、あの白いタコちゃんは私もうちの白文鳥と重なったわ。なんとか言葉無しでコミュニケーションを図ろうとするところ。
賢太郎はきっと友達を求めて今日も歩き続けるのね・・・。
ma-ちんと夏の夜のいい夢を見させてもらいました。大満足。
グッズ・・・真っ白い日記帳も賢太郎らしくていいけれど、賢太郎のイラスト集があったらいいのに~