マジカル・ミスってるツアー

MMT社
猫と水どうとするめイカ面達との非常識の中の常識的日常

選手の品格

2008-01-29 11:40:30 | Weblog
試合前日の夜、水泳選手の風呂時間は、長い。

充分ふやかした体に、カミソリをあてるためだ。

「じょり、じょり、じょり・・」

異様な音を響かせながら、硬いたわし化した、ムダ毛を剃る。

たまに、ミスって血も流す。

頭の中で、明日の試合をなぞる。イメージトレーニング。

スタートの合図で、出遅れる事なく深すぎず、水に入る。

浮き上がりに時間をかけず、体勢を整え、一気に浮上。

そのまま、6ストロークまで呼吸せず、左右のキックを意識しながら、

右、左、右、左、タイミング良く、水を掴みながら腕を動かす。

ぶれる事無く、25Mターン。

水の感覚は、最高。

後は、呼吸数を減らしハイパーベンチレーショーで、GO!!

鏡に映った、剃刀負けした皮膚をあらわに、ちょっと、キメポーズ。



などと、ナルシスト世界に没頭している、そこの君。

どうでもいいけど、湯ぶねに浸かりながら、じょりじょりは、止めてもらいたい。

君の後は、誰も入れないし、毛が浮いている風呂を掃除するもの、母はイヤです。

コメント (7)
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