場所:福岡県北九州市門司区清滝2丁目3-29 九州鉄道記念館
保存車両:多数(画像と共に紹介)
(2016年8月30日訪問)
(その1)からの続きです。
クハネ581-8です。581系電車の先頭車であり、九州へ向かう列車にも多数使用されました。あまりにも有名な系列ですので説明は省略します。
この車両は国鉄末期に近郊化改造を行いクハ715-1へ改造されました。現在では塗装が原形に戻され原番号であるクハネ581-8として保存されていますが、増設された出入口や開閉可能な田の字窓などはそのままに保存されています。
JR九州手持ちの581系(元581系)はこれしか無かったため、やむを得ず保存しているのではないかと思います。
室内も715系のままです。中段寝台を改造した荷棚や妙な位置にある仕切りなどが改造車であることを物語ります。
581・583系改造の近郊型電車が全廃されてしまった現在では、貴重なものかもしれません。
車端部の斜めになっている壁は洗面台を閉鎖した部分です。2カ所あったトイレは1カ所を閉鎖したそうですが、使用しないトイレは撤去されること無くそのまま残っていました。
スハネフ14-11です。2013(平成25)年より保存されています。
14系寝台車は分割併合が容易であることから、九州内でもさくら(長崎・佐世保行き)、みずほ(大分・熊本行き)等で活躍しました。
なおこの車両は、2016(平成28)年4月時点でも車籍が残されています。営業線上を走ることはもう無いでしょうが、このまま永久保存されるのか気になります。
室内は現役当時のまま残されています。シートモケットはJR九州独自のデザインのものに変更されています。
セラ1形セラ1239です。
北海道ではボギー台車式の石炭車で石炭輸送が行われましたが、九州では二軸のセムやセラで石炭輸送が行われました。
九州の産業を語る上で大変貴重な車両ですが、展示スペースの都合からか間近で見学することが出来ません。隣接する鉄道記念館駐車場より全体を撮影出来るのみです。
カットモデル状態で展示されているクハ481-246、ED76-1、EF30-3です。運転台部分以外は解体されています。
運転室を見学することが出来ます。場所の制約や保存状態などによりやむを得なかったのでしょうが、1両丸ごと保存されていれば・・・と思わずにはいられません。
こちらは博物館建屋内で保存されている車両です。チブ37です。
明治42(1909)年に九州鉄道として製造され、1929(昭和4)年に大分交通耶馬渓線へ譲渡されました。1971(昭和46)年までの長期にわたり活躍し、廃車後は民間へ売却されていました。
後年JR九州へ寄贈され、製造時の姿に復元して保存されています。
建物2階からは屋根も観察することが出来ます。
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