場所:小樽市張碓町
保存車両:ヨ8000形×2両
(2022年8月24日訪問)
国道5号線とJR函館本線の間に存在する車両です。国道からだと崖下になるため発見しにくいです。「小樽市張碓町411」付近ですが、当該住所はこの車両とは別の住宅ですのでこの住所へのお問い合わせはご遠慮ください(カーナビや地図アプリ等での検索にのみご活用ください)。
公道沿いに置かれています。車体は全体を黄色に塗装したようですが、剥がれ落ちて元の黒色が見えています。
下回りはヨ8000が2両なのですが、このように連結器を撤去してくっ付けられています。上回りはデッキ部分を埋めて一つの部屋にしているようですが、この埋めた部材はおそらくもう1両のヨ8000の側面を調達してはめ込んでいるようです。
まるで「ジャンク状態の模型を切り継いで適当にでっち上げました」と言わんばかりの改造です。
もう一つ特異な点として、この車両はどうも住居として使用されているようです。
電気メーターやテレビアンテナが設置され、入口には郵便受けも設置されています。一つ前の画像にあった大きなガラス窓部分はリビングのようで、ソファや家具が見えました。あまりジロジロ見ることも出来なかったのでこれ以上詳しいことは不明ですが、廃車体の珍しい活用例かと思います。
1両分の下回りには銘板が残ります。
そしてJR北海道の銘板まで残っています。国鉄からJR北海道へ引き継がれたヨ8000形のうちの1両かと思われます。現車からは番号の読み取りは不可能でした。
この車両の設置時期は不明ですが、2011年9月のグーグルストリートビューではすでに存在しています。
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