ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態と環境を52年研究し保全活動してます。ホタルだけでなく、様々な昆虫の生態写真や自然風景の写真も掲載しています

マジックアワー

2021-01-20 14:30:16 | 風景写真/冬

 マジックアワー(魔法の時間)とは、時間帯を指す一般用語ではなく撮影用語である。厳密な定義はないが、時間帯では太陽が地平線に対して+6度から-6度の角度にある頃、すなわち日の出や日の入り前後の数十分間と言われている。空が濃い青色に染まる「ブルーアワー」、昼と夜の間の極わずかな時間において辺り一面が青い光に照らされてみえる「ブルーモーメント」、日の出前に太陽とは反対側に見えるピンク色の帯「ビーナスベルト」など、空がピンク色、オレンジ色、金色、紫色、紺色、青色など徐々に染まり方が変わり、風景が最も美しく撮影できることからマジックアワーと呼ばれている。

 私は、様々な場所において自然風景を撮っているが、撮りたいと思う光景によってはマジックアワーの色彩を期待して出掛けている。空一面が燃えるように赤く染まった朝焼けや夕焼けは、残念ながらまだ一度も撮ったことがないが、真冬における空が澄み渡った雲一つない日没時の色彩とグラデーション、そしてその変化には心が奪われ、癒しや活力などを得て幸福感で満たされる。将に魔法であり、自然のパワーを感じる一時でもある。
 この記事では、過去に撮影した写真の中からマジックアワーの魅力が分かる光景を集めてみた。新型コロナウイルスの影響で様々な不幸がもたらされている今の世の中において、私の写真に魔力はなく手品に近いが、これからも魔法の時間に感謝しながら、大自然からパワーを頂いてコロナ渦を生き抜いていきたいと思う。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、1024*683 Pixelsで掲載しています。ウェブブラウザの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorer等ウェブブラウザの画面サイズを大きくしてご覧ください。

マジックアワーの写真

山中湖から富士の日暮れ
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F16 1/4秒 ISO 100(撮影地:山梨県山中湖村 2018.1.13)

マジックアワーの写真

三つ峠から富士の夜明け
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 1/25秒 ISO 100(撮影地:山梨県富士河口湖 2012.12.31)

マジックアワーの写真

大山千枚田の夜明け
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Canon EF17-35mm f/2.8L USM / 絞り優先AE F11 30秒 ISO 100(撮影地:千葉県鴨川市 2018.3.25)

ビーナスベルトの写真

北アルプスの夜明け(ビーナスベルト)
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F8.0 0.5秒 ISO 100(撮影地:長野県松本市 2012.11.25)

マジックアワーの写真

柳沢峠の夜明け
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE / 絞り優先AE F9.0 30秒 ISO 100 -1EV(撮影地:山梨県甲州市/柳沢峠 2011.1.07)

マジックアワーの写真

戦場ヶ原の夜明け
Canon EOS 5D Mark Ⅱ / TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F11 0.6秒 ISO 100(撮影地:栃木県日光市/戦場ヶ原 2016.1.02)

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