今朝は見事に晴れ上がりました。
今日のラジオ体操は本荘小学校のグランドです。
少ないながらも、
皆さん元気に体をほぐしました。
熊本では昔から 「 ズイビョウグァンヤ 」 という
言葉があります。
9月に入り、涼しくなった頃の
季節をさす言葉です。
お年寄りがよく使っていました。
何気なく 「 そうですね ! 」 と
相槌を打っていたものの
どういう字を書くのか、ついぞここ近年まで
存じてなかったのです。
『 隋兵寒合 』 ( ずいびょうがんや )
と書きます。
「 がんや 」 と発音するのですが
どうも、昔からの方は 『 ぐぁんや 』 と
発音するほうが正しいようです。
熊本弁は 「 か 」 と 「 くぁ 」 を
使い分けて発音していたようです。
お経の中でも 『 般若心経 』
観自在菩薩 のところ
「 かんじざいぼさ 」 と読みますが、
古い経典では、
「 くぁんじざい 」
と振り仮名がふってあります。
むかしは、普段にその違いを読み分けていたようです。
『 随兵 』 は
9月に、熊本にある 『 藤崎八幡宮 』 の大祭で
そのむかし、加藤清正がお礼参りに
兵を引き連れて参列し、
お旅所までの道中をお守りしたのが
その始まりといわれています。
その頃の季節がもう肌寒くなっていたのです。
子どもの記憶に、9月半ばとなると肌寒く、
このお祭りに出る時には鳥肌が立つほど
寒かったことを憶えています。
そこから 、この時期の肌寒いことを
『 随兵寒合 』 ( ずいびょうがんや )
とよぶようになったのです。
昨日までの
雨上がりということもあるのでしょうか 、
今朝は気持ちがいいほどの
肌に心地よい寒気がありました。
「 ラジオ体操 」 もすっきりと出来ました。
しかし、
が ~~~ ん とおてんとうさまが顔を出しています。
気温もどんどん上ることでしょう。
このまま、朝夕だけでも涼しくなってくれると
ありがたいのですが …
「 ズイビョウグァンヤ ですかね~ ! 」
と交わされるのが待ち遠しいようです。
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