本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

京都 「 寺町筋 」 を歩く

2011-12-12 17:22:56 | 住職の活動日記
 京都の有名な通り 「 新京極 」 と平行して寺町通りが走っています。

ここを歩いてみました。




    



 アーケードがあり、まっすぐ行けば 「 御池通り 」 に突き当たります。

そこには 「 京都市役所 」 があります。



まず出会ったのが、


    



 「 蛸薬師 」 のお寺です。

「 蛸薬師通り 」 という通りの名前にもなっています。

 ( 小僧さんが母のために蛸を買ってきたら、和尚さんに見つかり、 

   すると、その蛸がお薬師さんに代わった、という言い伝えがあります。)






     



 当院でお世話になっている 「 安田念珠店 」 です。

寺町六角にあります。

先を急いでおりましたので、外からだけで失礼しました。




    




 「 矢田地蔵 」 さんです。



    




 厄除けでしょうか ?  大きなかぼちゃのお供えです。




    




 ここは 「 其中堂 」 ( きちゅうどう ) という

仏教書の専門店です。仏教に関するものでしたらないものはありません。

学生のころ、時間つぶしもあって、買うわけでもなく、よくお邪魔しました。



    



 うず高く積み上げられた古書です。

これもとても価値のあるものなのです。


 しばらく歩くと、かの有名な



    




 「 鳩居堂 」 があります。

店内は、お正月にちなんだ品で、お客さんも一杯です。

便箋など求めました。


それからしばらく行くと、




     




 「 本能寺 」 さんに出てきました。

宝物館で、寺宝を拝見、古地図がとても興味深かったです。

「 東寺 」 の東、堀川通りに面して 「 綜芸種智院大学 」 がありました。

寛延3年 ( 1751 ) に作られいますから、

空海の作られた日本最初の私学も続いていたのです。

しかし、「 西寺 」 はなくなり、西寺跡という記しになっていました。




   




 「 信長公 」 の墓前にお参りして、

戒名は 「 贈正一位總見院殿贈大相國一品泰厳尊儀 」 というような難しい名前でした。


 時間の都合で、ここでユーターン

新京極を戻りました。



   



 「 誓願寺 」  ここが我が家の 「 アヤちゃん 」 のふるさとです。

ここの付近で 「 崇正 」 と出会い、我が家の一員になったのです。



 寺町というだけあって、もっと行くとお寺もたくさん出てくるのでしょうが、

また、付近にはお寺に関する、念珠店、お香屋さんも軒を連ねているようです。


 一説には、秀吉が京都の町を再編したとき、

お寺を一つの防波堤に使ったということを聞きました。

いざ、有事のときは、お寺には水食料はあるし、兵が休むことができる。

いろいろな意味があると思いますが、

京都を訪れたとき、通りを中心に見ていくのもおもしろいと思います。


 とてもおもしろかったです。  





 
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