「 今の自分には痛い言葉でした。」
というコメントをいただきました。
昨日の勉強会、
どのような言葉でも、「 自分にとって痛い言葉 」 と受けとめられた、
その感覚が大事だと思います。
「 とてもためになる話でした !? 」
という、ご感想は、 ま~どうでもいいような話なのです。
本当の話は、切れば血が出るようなもの、なのです。
なかなか、自分がかわいいものですから、
素直に人の話が聞けません。
どうしても自分の都合に合わせて、都合のいいように聞いてしまいます。
「 無始よりこのかた、妄想に纏 ( まと ) われて衆罪をつくる 」
という一文が、 「 密厳院発露懺悔文 」 ( みつごんいんさんげほつろもん )
お経の中に書かれてあります。
「 無始より … 」 私たちが生まれる前からということでしょう、
自分が一番かわいいという、「 妄想 」 に纏われているという、
だから、ちょっとやそっと、「 痛い話し 」 を聞いたくらいでは
この妄想は破れないのです。
私たちの心は上手にこの 「 妄想 」 によって撥水加工されています。
だから、大事な話を聞いても、自分に都合が悪かったなら、
弾き飛ばしてしまうのです。
先日 テレビの番組で 「 受験の塾 」 の話しが出ておりました。
その先生方が頭に 「 克己 」 と書いたハチマキをして教えておられました。
やはり、己のわがままな心に打ち勝つ、ということでしょう。
そして、自分の遊びたい、怠けたい心に打ち勝って
受験を勝ち取ろう、ということなのでしょう。
物事がうまく運ばないと、
人のせいにしたり、回りの環境が悪かったり、条件がそろわない等と
自分が問題にならないのです。
しかし、 敵は自分の内にあり です。
自分がかわいいという考え方が欠点を外に見るのです。
この考え方を見抜かれたのがお釈迦さまです。
悟りを開かれる前に 「 降魔 」 ( ごうま )という場面があります。
ただじっと座って悟りを開かれたのではなく、
自分の敵と戦った、という歴史があります。
悟りを開かれたとき、
「 我は戦いに勝てり 」
との言葉を発しておられます。
「 汝の第一軍は楽欲ぞ、第二軍は不快なり、第三軍は飢渇ぞ、
第四軍は渇愛ぞ、第五軍はこれ堕懶、第六軍は怖畏ぞかし。
第七軍は疑なれや、第八軍は虚栄と剛情、第九軍は名利にて、
第十軍は自讃毀他なり。」
自分に都合のいいこと、といいますが
ここまで細かく分析されたところに、おしゃかさんのすごさがあります。
人間、自分の敵が見つかった、ということが大事なところです。
( 当たり前に何の苦もなく過ごしていたら、
敵なんかいないですよね !! )
というコメントをいただきました。
昨日の勉強会、
どのような言葉でも、「 自分にとって痛い言葉 」 と受けとめられた、
その感覚が大事だと思います。
「 とてもためになる話でした !? 」
という、ご感想は、 ま~どうでもいいような話なのです。
本当の話は、切れば血が出るようなもの、なのです。
なかなか、自分がかわいいものですから、
素直に人の話が聞けません。
どうしても自分の都合に合わせて、都合のいいように聞いてしまいます。
「 無始よりこのかた、妄想に纏 ( まと ) われて衆罪をつくる 」
という一文が、 「 密厳院発露懺悔文 」 ( みつごんいんさんげほつろもん )
お経の中に書かれてあります。
「 無始より … 」 私たちが生まれる前からということでしょう、
自分が一番かわいいという、「 妄想 」 に纏われているという、
だから、ちょっとやそっと、「 痛い話し 」 を聞いたくらいでは
この妄想は破れないのです。
私たちの心は上手にこの 「 妄想 」 によって撥水加工されています。
だから、大事な話を聞いても、自分に都合が悪かったなら、
弾き飛ばしてしまうのです。
先日 テレビの番組で 「 受験の塾 」 の話しが出ておりました。
その先生方が頭に 「 克己 」 と書いたハチマキをして教えておられました。
やはり、己のわがままな心に打ち勝つ、ということでしょう。
そして、自分の遊びたい、怠けたい心に打ち勝って
受験を勝ち取ろう、ということなのでしょう。
物事がうまく運ばないと、
人のせいにしたり、回りの環境が悪かったり、条件がそろわない等と
自分が問題にならないのです。
しかし、 敵は自分の内にあり です。
自分がかわいいという考え方が欠点を外に見るのです。
この考え方を見抜かれたのがお釈迦さまです。
悟りを開かれる前に 「 降魔 」 ( ごうま )という場面があります。
ただじっと座って悟りを開かれたのではなく、
自分の敵と戦った、という歴史があります。
悟りを開かれたとき、
「 我は戦いに勝てり 」
との言葉を発しておられます。
「 汝の第一軍は楽欲ぞ、第二軍は不快なり、第三軍は飢渇ぞ、
第四軍は渇愛ぞ、第五軍はこれ堕懶、第六軍は怖畏ぞかし。
第七軍は疑なれや、第八軍は虚栄と剛情、第九軍は名利にて、
第十軍は自讃毀他なり。」
自分に都合のいいこと、といいますが
ここまで細かく分析されたところに、おしゃかさんのすごさがあります。
人間、自分の敵が見つかった、ということが大事なところです。
( 当たり前に何の苦もなく過ごしていたら、
敵なんかいないですよね !! )
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