春雨百穀(穀雨)で
緑の色が鮮やかです
東洞院通りを上がっていくと
京都御苑にぶつかります
自転車で約10分の距離
さくらの時期には訪れる
ことができませんでしたが
豊かに茂る楠木に出会います
その横にさくららしき
まだ残っている
八重のさくらでしょうか
かろうじて今年も
会うことができました
さくらの絨毯も
踏み荒らされることもなく
落ちた花びらも
それなりに美しい
となりの松の木も
思いっきり枝を広げています
あえて人工的な剪定はせず
出来る限りの自然な形を
残すようにされている
ようです
近寄ってみると
この枝ぶりの力強さ
片方だけに伸びている
松も今が旬
枝ぶりのせいでこんな間近に
見ることができます
御苑のタンポポも
人に踏まれることもなく
ちょっとしたタンポポ畑の
体をなしています
躑躅も満開を迎え
「出水の小川」の畔
数は少ないものの
今が盛りと艶やかな色を
一際際立たせているようです
さくらのあと
緑の中にあって目を引きます
小さいながら
春の小川の風情です
私にとって気になっている
さくら、桜松といいます
松の木に寄生した桜
松の木が倒れたあとは
たおれたところから
数本の桜が生え出てきたのです
最初見たときは
結構か細い枝だったのです
いつの間にか
松の木を肥やしにする
かのように
もう立派な桜へと成長して
います
ちょっとした
こんもりと小さな森のように
生茂っています
花の自分もさぞ美しかった
のではないでしょうか
一回りしていると
見ただけで気持ちが落ち着く
楠木を発見
枝ぶりといい
その緑の塊りといい
下にいると
自然に包まれているような
不思議な感覚になってきます
東寺の境内も楠が多く
春秋その落ち葉には
悩まされました
掃いても掃いても落ちてくる
しかし
こうやって
掃くことも気にせず
見ることができるのは
幸せな気分です
桜松の場所は
学習院の発祥の地にあり
それはこの建春門の前
あたりです
何とも広い自然豊かな空間
有り難いものです
木陰では修学旅行生たちが
お弁当を広げています
これも御苑のお陰ですね。
ひと汗流し
春風を切り自転車で
帰りは烏丸通をひとっ走り
机に向かうの日々でしたが
やはりからだを動かすのは
気持ちのいいものです。
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