本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

催花雨

2014-03-26 15:42:29 | 住職の活動日記

 日本は季節を表す言葉がたくさんあります。

それも、どの言葉をとっても表情豊かです。

「 催花雨 」 ( さいかう )

ちょうど今頃に降る雨のことです。

 

 今日、東京でも 「 桜の開花宣言 」 が発表されました。

「 催花雨 」 なるほどよくいったものです。

花が咲くのを催すような雨、

これを機に次々と開花宣言がなされ、

恵みの雨によって桜の花も勢いを増してくることでしょう。

 

 今日は一日     私たちには鬱陶しい雨でも、

植物たちにとっては甘露の雨でしょう。

 

     

 

我が家の 「 ボタンの花 」 も勢いよく

蕾を膨らませています。

五輪ほど蕾をつけているようです。

 

     

 

バラの木もたくさんの芽を出しました。

 

     

 

昨年から蕾のままのバラも、

この暖かさで一気に開くか ?

そのまま散ってしまうかもしれません。

 

     

 

家の前の少しの空いたスペースに植えた

紫色の 「 ツルニチニチソウ 」 

日も当たらず、水やりも怠りがちだったのですが、

少しずつ花を出し始めました。

 

    

 

これくらいの隙間です。

庇があって雨も日も当たらないのですが、

この 「 蔓日日草 」 

無精者にはもってこいの花で、

水やりも適当でいいし、ほっといても

元気に育つということです。

 

     

 

 

もうしばらくすると、こんもりと

花が咲いてくるのでは ?? と期待しています。

 

 「 催花雨 」 またの名を 「 菜種梅雨 」 ともいいます。

そして 「 春雨 」 とも、

昔の映画で  『 月形半平太 』

 雛菊が 「 月さま 雨が ! 」

 半平太 「 春雨じゃ 濡れてまいろう。 」

という有名なせりふがありましたが、

   …

春雨は油断大敵、

人間にとっては思わぬ風邪をひいてしまう

こともあります。

 

 これからグングンと育っていく

生き物を見るのは楽しみなことです。

植物が育ち始めるということは

それを頂く動物たちも出産ラッシュだということです。

あちこちでかわいい動物たちの赤ちゃんに

出会う時でもあります。

 

 

 

 

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