本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

祇園祭 「ちまき」

2013-07-15 18:28:42 | 住職の活動日記

 熊本の7月盆も棚経参りも無事に勤め、

( 今年は副住の崇正が頑張ってくれたので、

  楽させてもらいました。)

あとは、明日の 「 送り火法要 ・ 万灯会 」 で、

ご先祖さまをお送りし、

お盆の行事は無魔成満ということになります。

 

 今京都では 「 祇園祭 」 で賑わっていることでしょう。

16日まで 「 宵山 」 で、17日が 「 山鉾巡行 」 の

クライマックスを迎えます。

 京都の 「 松栄堂 」

いつも当院の 『 龍華香 』 を特別に作っていただいております。

「 祇園祭 」  ということでしょう。

『 厄除け ちまき 』  をお届けいただきました。

 

     

 

「 長刀鉾 」 の 『 ちまき 』 です。

いつも先頭を切って巡行します。

鉾の一番上に 「 長刀 」 を付けているのです。

 

    

 

厄除けの 「 ちまき 」 で、

一年間、玄関につけて 「 厄除け 」 を願うのです。

 

 「 ちまき 」 といっても、食べる 「 粽 」 とは違い

厄除けの 「 茅の輪 」 をかたちどったものだそうです。

 

 長いこと京都にいたわりには、

恥ずかしながら、 「 祇園祭 」 を見たことがありません。

忙しさもあって、ま~  そのうち

と思っていましたら、つい見そびれてしまいました。

 「 ちまき 」 を頂き懐かしいやら、嬉しいやら

ということで    させていただきました。

 

   

 

「 蘇民将来 」  の言葉が見えます。

 祇園祭も 「 祇園 」 という言葉自体

仏教の言葉で、神社についているのは不思議に思っておりましたが、

明治の廃仏毀釈までは、神仏習合で、

「 祇園御霊会 」 といっていたようです。

 その始まりも、

弘法大師が 「 雨乞い 」 をした、

『 神泉苑 』 で厄除け退散のお参りをしたのが

「 祇園祭 」 の始まりのようです。

 

 よくは勉強してないのですが、

この 「 祇園社 」 も 「 牛頭天王 」 ( ごずてんのう )

を祭り、 また、

東寺とかでも 「 牛玉宝印 」 ( ぎゅうぎょくほういん ) を

祭ったりします。

 やはり、神仏の名残が色濃く残っている

そういう行事なのです。

 このことはもっと調べてみると、

いろいろ面白いことがでてきそうです。

 

 

    

 

今日明日は 「 宵山 」 で京都の町は

浴衣姿の人で賑わっていることでしょう。

 天気も上上  

暑さだけが心配ですが、

とても素晴らしい 「 祇園祭 」 になるでしょう。

 

 

 

 

 

 

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