JR宇治駅の隣「めりあ宇治」という
ところがあり
そこで、歴史講座として
「巨椋池再現
昭和28年災害の記録」
という講演会がありました。
昭和28年というと
熊本でも白川が決壊
水が市内に流れ込み大きな被害が
出ました。
ちょうど小学生の頃
家の前の道が川のようになり
牛や馬が流れていくのを
そして周りが皆水浸しになった
今でも恐ろしい記憶として
思い出します
水が引いた後
お寺の地下に溜まった水を
ポンプでくみ上げるのが日課でした
6月4日から5日にかけ
中国・四国・九州の豪雨
7日には台風の襲来
それから24日から29日にかけて
再び豪雨が襲いました
8月14日から15日にかけて
近畿地方の豪雨「南山城水害」
追い打ちをかけるように
9月25日には台風13号災害
と、立て続けに発生しました。
その時
熊本と同じように
宇治川の氾濫で干拓した巨椋池が
元の湖のように水に浸かりました。
その時の写真をスライドで見ながら
お見えになっている方々も
ほぼ私と同じ年配
その時の記憶がよみがえるように
「ああそうだった!」
というような声が聞こえます
今住んでいる所は
宇治の伊勢田という所
「伊勢」という地名は
水に関係があるというか
水際、海の側というような意味が
あるようです
そのように、
ちょうど高台のようになっていて
その縁から巨椋池が始まっています
その写真も映しだされ
その淵に立って巨椋池が
水に浸かっている所を見ている
人々の様子がうかがえます。
当時の新聞
「宇治市政だより」には
流失浸水4300戸に及ぶ
宇治市も空前の台風水害!
800万石の米倉地帯も濁水の下に
という見出しが見えます
記事には
被害総額21億3千万円
人的被害は少なったけれども
巨椋一帯700町歩の収穫は絶望的
ということが書いてあります。
それから後半は
「天ケ瀬ダム」建設の様子を伝える
映画が上映されました。
琵琶湖から出る水は一つ
瀬田川から流れ出るだけです
それが宇治川となり淀川となって
大阪湾へ注いでいます
この時も、
水がはけ切れなくて
琵琶湖の水がオーバーフロー
湖周辺の畑が水浸しになりました。
やはり工事は大変な難工事の
様子です
ダムを作っていく工程を
始めてみたのですが
こんなに大変なものと初めて
知りました
しかし、このダムのおかげで
琵琶湖も水の調節ができ
下流もその水で発電したり
ダムによって水を貯水して
それを利用できるようになった
ということです。
今ではよく想定外の天気
ということをいいますが
こうやって見せていただくと
いつの時代も想定外の出来事が
起こっているようです
改めて、
いつ起こるか分からない
災害に心しておかなければ
いけないような気がしました。
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